
たまプラーザ院 院長の石丸智之です。
本日は、「医療費を削減するためには、東洋医学を広めるのが効果的」というお話をさせていただきます。
医療費が過去最高を更新
昨年、厚生労働省が2018年度の医療費が、過去最高の42兆6000億円になったと発表しました。
厚生労働省は対策として、ジェネリックの使用を推進しています。ジェネリックとは薬価の安い後進薬ですが、こちらの使用割合も77.7%で、過去最高を更新しました。薬価を下げても医療費が下がらないのは、病人が増え、薬漬けにされている人が増加しているからです。
皆さんは薬というと体を治すもの、病気を治すものというイメージがあると思います。しかし、この調査結果では薬では何も治っていないことが明らかです。
現在は2020年ですが、1960年頃の医療費は2100億円でした。つまり60年ほどかけて200倍になってしまったということです。先日消費税も上がりましたが、どんどん間違ったことにお金を使っているわけです。
病院の薬で慢性病は治らない?
日本は薬代も世界一です。42兆円の医療費うち20%が薬代です。
2位のフランスは9.7%ですから割合が多いことがよくわかりますね。それだけ薬を飲んでも何も治ってないわけです。
もともと西洋医学は戦争医学ですから、
- 救急救命
- 外科手術
- 検査
- 細菌感染症
といった命に関わる治療は得意です。一方で生活習慣や、体質から起きる病は何一つ治すことができません。慢性病も薬で抑えることしかできないのです。
- 生理痛
- 偏頭痛
- 花粉症
- 高血圧
- 糖尿病
- アトピー
- 慢性扁桃炎
- 慢性鼻炎
- 蓄膿
- 円形脱毛症
- 冷え性
- 潰瘍性大腸炎
- 耳管開放症
- 呑気症
- 慢性胃炎
身近なこれらの症状は全て、病院では対症療法で薬が出るだけで改善することはないでしょう。
風邪薬はデメリットが多い
例えば風邪のほとんどはウイルス感染症ですから、薬は効きません。テレビでは色々な風邪薬のCMが流れますが、あれらは全て風邪の症状を抑えているだけです。
風邪の症状は、体がウイルスと戦っているサインです。薬で症状を抑えることで戦う力を失って風邪がより長引くことや、悪化することがありますので、デメリットの方が多いです。同じように花粉症や湿布も対症療法でしかありません。そのため保険適用外になったのです。
薬は石油の副産物です。プラスチックのようなものですから、毎日とっていれば体には悪いですし、胃は荒れ、肝臓や腎臓にも負担かかります。しかも治らないならどこに飲む意味があるのでしょうか。
医学のいいとこどりをしよう
西洋医学の治療や予防法では病人が増える一方です。今こそ東洋医学の『未病を治す』この考え方を導入すべきです。
東洋医学は、そもそも病気にならない体を作る、慢性病を治すことが仕事のすべてです。中国では4000年、日本国内でも1400年以上の歴史があり、明治維新の最中、明治7年に医療が西洋化するまでは日本の医療の主流でした。これは、和食のお店が全てなくなり、洋食しか食べられない社会になったようなものです。
西洋医学にも東洋医学にも、それぞれいいところがあります。それぞれの長所短所を考慮せず、全てを西洋医学で賄おうとすることが、全ての元凶ではないでしょうか。
高齢化社会が原因ではない
高齢化社会を原因だと考えている人は多いようですが、それは違います。当店にも年配の方は来られますが、そうした方の慢性病もよくなっています。病気が治ると当然、治療も薬もいらなくなります。そうすると医療費は必ず下がりますよね。
西洋医学を否定するわけではありません。病人を減らすという医療の目的を達成するためにも、東洋医学と西洋医学を同じように利用できる環境を作る必要があると思うわけです。
おわりに
- 安い薬を使う
- 風邪薬を保険からカットする
という方法では誰も治りません。東洋医学を導入すれば病人は減っていくのです。
東洋医学の力を理解してもらい、こうした状況を変えるためにも当グループは現在、最低30店舗を目指して分院を増やしているところです。まずは皆さんが賢くなって、何か症状のある時の選択肢に東洋医学を入れてみませんか。