脊柱管狭窄症だった父の話

脊柱管狭窄症

こんにちは。鍼灸師の新沼はるなです。

本日は、私の父が“脊柱管狭窄症と同じような症状”が出た時の話をします。なぜ“同じような”とつけるのかといいますと、症状は脊柱管狭窄症と同じだけど画像でははっきりと脊柱管狭窄症とは言えなかったからです。

「症状は確かにあるけど、画像に異常はない」こういったことはよくあるんです。「画像に異常はないけど症状がしっかりあるため、手術してみますか?」と言われる方をよく見ていましたので、父の症状もかなり悪かったので病院では手術を勧められそうだな、と感じていました。

父の症状

痛い

当時、父は49歳でした。学生を終えたばかりの私は脊柱管狭窄症はお年寄りに多いイメージでしたので、40代後半の父が脊柱管狭窄症になるとは夢にも思わなかったのです。職場への通勤は、徒歩と電車でした。歩いたり立っていると腰から足に痛みに近いしびれが走るので、しゃがんでしびれが軽くなるのを待ち、再び歩くの繰り返しでした。

「片側三車線の長い横断歩道を1度では渡り切れない」と聞いたときに、「これはどうにかしければ」と思ったことは、今でも覚えています。

脊柱管狭窄症は背中を曲げる姿勢だとしびれは出にくいのですが、背中を伸ばした姿勢でいるとしびれるため、立つ・歩く・まっすぐ寝ることはできなくなるケースが多いです。しかし、曲げているのは大丈夫なので座る・自転車に乗る・車を運転することはできます。父はまさにこの通りでした。

まずはできることを提案

お灸

父は蓄膿症で何度か手術をしていたため臭いを感じません。腰痛があり、寒がりで夏でも半袖でいるところは見かけなく、冷たいものを食べるとお腹を壊すようなタイプです。体型のわりに下半身はむくみっぽくて時々頭痛もあります。正直、元気な体質ではありませんね。

そんな父の体質を考えると、手術でメスを入れたら予後がいいとはいえないので、まずは他のできることからしてもらうことにしました。

当時、私は離れて暮らしたいたため地元の経絡治療(けいらくちりょう)ができる鍼灸院を紹介し、はじめはできるだけそこに通ってもらいました。同時に漢方薬を飲んでもらうことにしました。「鍼灸院へ通えるだけ・・・」というのは、週に3回くらい通っていたと思います。漢方薬は、牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)という体を温め、【腎】を助けてくれる漢方薬です。

これでダメなら手術でも仕方がないと考えていました。

結果

笑顔

あれから8年ほど経ちましたが、父は手術せずに済みました。時々腰痛もありますが、脊柱管狭窄症の症状は再発はしていないようです。

あの時、最初の1か月は週に何回か通ってもらってましたが、2か月目からは週に1回になっていました。そのまま漢方薬も飲み続けてもらい、丸2か月は飲んだと思います。

まとめ

鍼灸は弱っている体の機能を上げて、症状が出ないようにしていくものです。

物理的に「絶対これが原因です」と画像などに現れているものは、原因を取り除くのもいいと思います。ですが、原因が分からないけど症状があるものは、一度東洋医学専門の鍼灸院で相談してしてみると、また違った方法が見つかるかもしれません。

新沼はるな

新沼