- 「人の視線が気になって怖い」
- 「発作が出るかと思うと電車に乗れなくなる」
- 「ある特定の行動をくり返し行ってしまう」
- 「緊張すると動悸や手の震えが止まらなくなる」
これらの症状はすべて、不安神経症の症状のひとつです。
不安神経症になると、日常生活を送る上で支障をきたしてしまっている方も少なくありません。病院で治療をしても薬をもらうだけなので、治るかどうかさらに不安が募ってしまうという悪循環に陥ってしまう方もいるでしょう。
実は東洋医学はこうした心の症状の改善に非常に有効だということをご存じですか?
今回はなぜ東洋医学が不安神経症を改善させることができるのか、その基本知識から理由まで詳しく解説していきます。
不安神経症の一例
不安神経症は不安症の総称で、大きく分けると4つの症例に分類されます。
①全般性不安症
自分の将来についてどんどん悪い方向に考えてしまう傾向にあります。
〇〇をしたらどうしようという不安が強いストレスとなって症状に現れるケースが多いようです。
②社交不安症
人から注目を浴びたり、見られたりすることを極端に恐れてしまいます。
電車などの公共交通機関や人が多く集まる場所に行けなくなるのが特徴です。
③脅迫症
不快や不安な考えやイメージを取り払うために、ある特定の行動をくり返し行ってしまう症状です。
④パニック症
突然不安に襲われ、動悸が激しくなったり息苦しくなったりします。
これらの不安症は症状が似ていることから、うつ病と間違われやすい病気です。しかし、うつ病は過去を思い出して悩む病気で、不安神経症は未来を想像して悩むという大きな違いがあります。
いずれにしても不安神経症は日常生活に支障が出てしまうため、早めの正しい対処が必要です。
西洋医学の治療で不安神経症が改善されない理由
メンタルクリニックなど、病院で不安神経症と診断されると抗不安薬を処方されることが一般的です。
しかし抗不安薬は風邪で例えると解熱剤のようなもので、薬を飲むと症状は一時的に治まったように見えてもまた再発をくり返してしまいます。不安神経症を改善させる根本治療が行われなければ、不安神経症はいつまで経っても改善されないのです。
さらに抗不安薬は、長期的に服用すると身体に耐性ができて効き目が減ってしまったり、副作用が出たりするリスクもあります。
では、不安神経症を改善させるためには、いったいどのような治療が効果的なのでしょうか?
心と身体はつながっているという東洋医学の考え方
不安神経症になると、目の前の不安ばかりに神経が注がれがちですが、実は不安神経症の症状以外にも以下のような症状を併発している方が非常に多くいらっしゃいます。
- 慢性的な頭痛
- 肩こりや腰痛
- 便秘や下痢など消化器系の不調
- 逆流性食道炎などの胃の不調
- 乾燥肌やアトピー
- 風邪を引きやすいなどの虚弱体質
- 月経不順やPMSなどの婦人科系の不調
なぜ不安神経症の方にこのような症状が出るかというと、心と身体はつながっているからです。
心の不調は身体の不調にもつながり、身体が不調だと心がますます沈んでいくという悪循環を招いてしまいます。
しかし病院だと身体をパーツごとに区切って診断するため、
- 不安などのメンタル的な症状は精神科や心療内科
- 頭痛は脳神経外科や内科
- 肩こり腰痛は整形外科
- 婦人科系の疾患は婦人科
といったように、バラバラに診察を受けて治療しなければなりません。
すべての科に通って治療するのはそれだけで心労もかかり、飲まなければいけない薬も増えていくことでしょう。
東洋医学はカラダを包括的にみる
一方、東洋医学は心も身体もひとつなぎのものと考え、心と身体のつながりをきちんと考えながら施術を行っていきます。そのため、不安神経症を改善させる施術でほかの身体の不調も合わせて改善されるということがたびたびあります。
これが「森全体をみて治療をする医学」といわれる東洋医学の最大の強みといえるでしょう。
東洋はり灸院の施術について
東洋医学は原因不明とされる症状の根本的な原因を突き止め、的確な施術を行うことが非常に得意です。その理由は、東洋医学に古くから伝わるカウンセリング術「四診法(ししんほう)」にあります。
当店でも必ず最初にお客様に四診法を用いたカウンセリングを行っています。四診法は五感を駆使して外見をよく観察し、身体に触れながら症状から生活習慣まで幅広く質問する診断法です。
不安神経症の根本的な原因は一人ひとり違いますが、四診法による丁寧なカウンセリングのおかげでお客様に合った正しいアプローチ法で施術を行うことができます。
施術は鍼とお灸を用いた鍼灸施術でツボを刺激し、不調部分の臓器を活性化させることで不安神経症を改善へと導いていきます。
【院長解説】ごま塩ヤンノーで不眠と不安を解消しよう!
※効果には個人差があります
【対談動画】不安感や朝のだるさを改善された男性へインタビュー!
※施術効果には個人差があります
心と身体を同時にみる東洋医学の施術で不安神経症を改善へ!
メンタル系の疾患は人に相談しづらく、一人で抱えてしまいがちになります。不安神経症は早めに適切な対処をしないと、身体にも不調が現れ始めて日常生活に支障をきたす恐れも。
東洋医学は心と身体を一体と考え、不調の根本からアプローチして身体全体をよくしていく伝統医学です。メンタル的な症状にお悩みの方は、ぜひ当店の鍼灸施術をお試しください。