今回は、息切れについてお話をしたいと思います。
もともと喘息でなくても、横になると呼吸が苦しくなるという方がいます。仰向けや横向き、うつぶせなど、どの体勢でも横になると肺に負担がかかってしまうからです。
喘息の方だと、発作の時には横になって寝ると苦しいから、座らないと耐えられないこともあるようです。横になると呼吸が苦しい人は、東洋医学的には肺が弱いと考えられます。
西洋医学の肺ではなく、五臓六腑(ごぞうろっぷ)の肺が弱い人には他にも当てはまる症状があります。
肺が弱い人に当てはまる症状
五臓六腑の肺が弱い人には、以下のような症状が当てはまることが多くあります。
- 円形脱毛症(あるいは昔そうだった)
- 眠りが浅い
- 口内炎ができやすい
- 喉に症状を感じる事が多い
- 呼吸器系が弱い
- 朝に首が痛む、腰痛がある、体が重たいなど朝の不調がある
- 生理痛がある、生理不順である
- 爪に縦線がある、巻き爪、爪が薄い、割れやすいなど異常がある
- 手足末端の冷えがある
- 乾燥肌など皮膚症状
- 鬱、怒り、気分のアップダウンが激しい
- 肩こりがある
- 鼻炎、花粉症、蓄膿、慢性のアレルギー性鼻炎などの鼻の症状
- アレルギー症状
1つでも2つでもあてはまる方は、肺が弱い可能性があります。
そういった方は、例えば8月7日の立秋や、2月4日の立春の前後1週間、もしくは本格的に春や秋になるとさらに呼吸器が弱ります。
また生理、排卵前に呼吸器が弱る方もいます。
つまり、
- 元々の肺が弱いという「体質」
- 暦の影響や温度差、低気圧などの「自然の力」
- 生理排卵といった「体の変化」
- 嫌なことが起きるといつも以上に肺が弱ってしまう
- 横になることで、さらに負担がかかって呼吸が苦しくなる
というメカニズムです。
肺が弱い人の対策
対策としては、もともと弱い肺の力を東洋医学の鍼灸で引き上げることが有効です。
東洋医学は、体を総合的に見て施術をするので、呼吸のしやすさだけでなく、他の症状もなくすことができます。
おわりに
今回は、息切れについてお話をさせていただきました。
東洋医学では、五臓六腑へ直接アプローチし体質を改善していきますので、さまざまな不調を解消することができます。
- 病院や他の通ってみたものの一向によくならない
- 横になると呼吸が苦しい
そうお困りの方は、東洋医学で肺の力を引き上げていきましょう。
国家資格を持つ鍼灸師がしっかりとサポートいたします。ぜひ一度ご相談ください。