胃もたれでお悩みの方必見!胃の不調に効くツボ 3選

胃もたれ
  • 「胃がムカムカする」
  • 「胸がつかえる」
  • 「吐き気をもよおす」

飲み会が続いたり、食べ放題でつい食べ過ぎた後に胃の不調を感じたことがある方も少なくないと思います。

今日は、この胃もたれについてお話ししていきます。

胃もたれの症状

胃の不調

  • 胃のあたりが重い
  • 不快感がある
  • 胃の膨れた感じ
  • 食欲の低下がみられる

などの症状が現れます。

東洋医学的に見た「胃もたれ」

胃もたれ

胃もたれは胃への血流が落ちている時に起こりやすいです。

血流が落ちているのはそこにエネルギーを集められない状態です。これではお腹が冷えやすく、消化をうまく行うことができなくなります。すると通常2〜3時間で消化される食べ物が従来より長く胃に残るため、通常よりも余分にエネルギー(元気)を消費して消化を行い続けます。

その結果、身体のエネルギーはどんどん減り、消化する力がら落ちてくるため胃の中に食物が残り続ける。そこに新たに食べたものが入ってきて、負担をかけ続ける悪循環が生まれるのです。

胃もたれが起きるまで

  1. 胃の機能低下
  2. 消化に時間がかかる
  3. 消化する前に食べ物が入ってくる
  4. エネルギーを消費する
  5. 胃の機能低下

といった順番ですね。

基本的に消化器や身体の働きが弱い人に起こりやすい症状です。そういった方に食べ過ぎや飲み過ぎ、身体の疲れ、精神的なストレスなどの要因が重なるとよりツラくなる傾向もあります。

自宅でできる4つの対処法

このような状態でもセルフケアを行えば症状が落ち着きます。

①食事の習慣を見なおす

食事

空腹を感じてから食事をしたり、喉が渇いて水分を摂取する時に満足するまで一気に飲食すると胃や腸を傷つけ、元気を消耗してしまいます。そういった時こそ少しずつ飲食を摂取するようにしましょう。

食べ物が未消化の状態で飲み食いすると、胃や腸に滞って健康を損ねます。間食を減らし食事と食事の間はできるだけ長くとりましょう。十分消化され、食べたくなった時にだけ食べるようにするのが理想的ですね。

ちなみに胃や身体の疲れ、お腹の冷えをとるのには「鮭」がいいとされています。刺身のように生でとるのではなく、鍋などで温めてとるほうがオススメです。

②梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)

梅

あまり聞きなれない飲み物かと思いますが、とても効果が期待できます。

梅醤番茶の作り方
  1. 梅干しを湯呑みに入れ、梅肉をよく練ります。
  2. それに「醤油大さじ1」「生姜のおろし汁2〜3滴」を混ぜます。
  3. 最後に熱い番茶を注ぎます。

※番茶は自然食品のお店で販売してます。私(院長)はオーサワジャパンの三年番茶を愛用しておりますので、ご興味のある方は検索してみてください。

③お灸ならこの3つのツボ

お灸

1.中脘(ちゅうかん)
  1. 身体の真ん中のライン
  2. おへそとみぞおちの中間地点に取ります

中脘

「胃の募穴」という別名があり働きを高め、かつ直接胃を温める効果があります。

2.足三里
  1. 膝の下外側で
  2. 膝から指四本分下にとります。

足三里

こちらは松尾芭蕉の「奥の細道」でもおなじみのツボですね。

じつは胃経のツボである上に、他の観点から見てもお腹を中心に効果があると言われているとても優秀なツボです。

3.孔最(こうさい)
  1. 肘から手首の中間より少し肘より
  2. 人差し指から真っすぐ肘に向かったところ

孔最

自律神経を整えるツボの一つです。精神ストレスの症状があって胃もたれがある方にオススメ。

対処法④アロマ

アロマ

アロマが好きな方にはペパーミントをオススメします。

ペパーミントの香りを嗅ぐことで消化器系の臓腑を刺激することで胃腸の調子を整えます。お風呂やミストに混ぜリラックスしながら嗅ぐといいでしょう。

【動画解説】胃もたれに有効なツボ

石丸統括院長による解説

まとめ

健康

胃もたれは胃の辺りに不快感が現れます。身体の働きが弱い方に起こりやすく、食べ過ぎ飲み過ぎや心身の疲れにより悪化しやすいです。

セルフケアの方法は、次の4つを中心に行いましょう。

  1. 消化が終わってから食べる
  2. 梅醤番茶を飲む
  3. お灸をする
  4. リラックスをする

身体の不調が出る前に治すのが1番です。すでに出ているようでしたら早めに対処したほうが治りも早いです。

今後も楽しく生きていくために、今から健康な身体を目指してみませんか?

露木先生