東洋はり灸院 たまプラーザ院 院長の露木です。
今回は38℃以上の高熱が出た時に使う「熱を下げる飲み物」についてご紹介します。
- 「高熱が出やすい」
- 「汗が出にくい」
- 「薬が体に合わない」
- 「自然治癒力を引き出したい」
そんな方にお届けする内容なので、熱をしっかりと治したい方はぜひ参考にしてください。
【高熱】風邪を早く治す飲み物をご紹介!
発熱の原因
まず、なぜ発熱するのかをご説明します。
発熱する場面としては、風邪やインフルエンザにかかった時などがあげられるかと思います。この時に発熱するのは、体の中にあるバイ菌を倒すためです。
熱が上がることで感染に対する抵抗力、つまり免疫力が高まり、細菌やウイルスの増殖が抑えられます。発熱は健康のバランスが崩れているSOSサインであり、バイ菌を倒そうとする自己防衛反応といえるわけです。
ここでポイントとなるのが、発熱は体がバイ菌と戦っている証拠なので決して悪いことではないという点です。ですので、無理やり熱を抑えるのではなく、熱の原因をしっかりと見極めて解熱していくことが体に優しく根本的な対処法となります。
第一大根湯の効能
そこでオススメの飲み物が第一大根湯です。第一大根湯は下記のような症状に効果があるとされています。
- 風邪の高熱
- 扁桃腺の腫れ
- 冷え性
- じんましん
- アトピーのかゆみ
- 頭痛
- 筋肉痛
- 肩こり
- 前立腺肥大 など
このように第一大根湯は高熱やかゆみなどの炎症症状、肩こり、筋肉痛などの血液循環の症状に使われることが多いです。
第一大根湯の働き
第一大根湯は、大根によって炎症を起こしている余分な熱を分解してくれます。さらにショウガが毛穴を開き発汗を促し、しょうゆが血液循環を促し血のめぐりをよくします。第一大根湯はこれら3つの材料がよく働いてくれる飲み物です。
高熱が出た時には第一大根湯を1回に400ml、それ以外の症状や解毒には1日1回200mlを飲むことをオススメします。
第一大根湯の材料
【材料】
大根おろし | 大さじ3(大根は半分よりも下の部分、根の方を使用する) |
ショウガおろし | 大根の1割 |
しょうゆ | 大さじ1 |
三年番茶 | 400ml |
※虚弱体質、心臓病、貧血がある方はしょうゆの量を大さじ1~2の間で多めに調整してください。
第一大根湯のつくり方
- 大根をすりおろす
- ショウガをすりおろす
- 番茶を煮出す
- ①、②、しょうゆを湯のみに入れ、三年番茶を注ぐ
煮出す際のポイント
- 水1ℓに対して茶葉を大さじ2杯ほど入れる
- 茶葉を入れたら弱火にし、コトコト煮出す
- お好みで薄い風味が好みであれば2~3分、香ばしいものが好みであれば10分ほど火にかける
汗を出して解熱を促す
第一大根等は熱いうちに飲むと効果的です。
第一大根湯を解熱に使う際は熱々の第一大根湯(400ml)を飲み、40分ほど布団をかぶって汗を出してください。汗が出ない場合はもう1度、第一大根湯を飲み、同じことをくり返しましょう。
汗を出すことは非常に重要であり、熱を早く収める方法のひとつとなりますので、ぜひ一度試してみてくださいね。