砂糖断ちで潰瘍性大腸炎が寛解!東洋医学が教える食と健康

東洋はり灸院 統括院長の石丸です。

今回はYouTubeの視聴者の方からご質問をいただきましたので、その質問に対する回答をしていきたいと思います。

質問内容

よくある質問

潰瘍性大腸炎です。この動画で「砂糖を控えろ」と言われていましたので実践したところ、今まで良くなったり悪くなったりくり返していた腸の症状が治まり、プレドニンを処方しなくてよい寛解の状態まで落ち着きました。ありがとうございました。

しかし、現在、後発的に関節炎に悩まされています。主治医には「プレドニンをなくしたことにより症状が出始めたのだろう」と言われましたが、関節炎をおさえることはできないのでしょうか?

動画解説「長引く慢性乾癬について」

潰瘍性大腸炎とステロイド治療

漏れそうな男性

まず、潰瘍性大腸炎については、西洋医学では原因不明とされています。原因が特定できていないために、病院では「一生、治りません」「薬でおさえていきましょう」と説明され、最終的には大腸の摘出が検討されることもあります。

今回の質問者様は砂糖を控えることで症状が改善されました。

その後、ステロイド剤であるプレドニンの服用をやめたことで関節炎が出たと主治医に言われたそうですが、私としては、その説明には疑問を感じます。

前提として、ステロイド剤を服用し続けることが体に良いはずがありません。実際に、ステロイドは大腿骨頭壊死の主要な危険因子の1つとして知られています。

慢性症状には東洋医学

説明

本来であれば、医師は「プレドニンがやめられて良かったですね」「関節炎が出てしまったのであれば、このような方法で根本治療をしていきましょう」といった対応をするべきだと思います。

しかし残念ながら、西洋医学・病院には慢性症状に対して非常に弱い面があります。西洋医学が得意とするのは、救急救命や外科、細菌感染症、検査などです。そのため、関節炎に関しては西洋医学だけで完治を目指すのは難しいでしょう。

一方で、東洋医学であれば関節炎の改善は可能だと思います。

実際にお会いしていないので断言はできませんが、質問者様は砂糖を控えただけで潰瘍性大腸炎に改善が見られたとのことでした。このように「砂糖を控える」「食生活の見直し」といった取り組みは西洋医学的な発想ではなく、むしろ東洋医学や自然医学的な観点であり、そこで効果が出たと考えられます。

食生活の見直しと鍼灸・漢方で改善を!

食卓

質問者様の今の状態では、関節炎の痛みをおさえるために、再び薬に頼らざるを得ない状況になってしまうかもしれません。根本的な改善を目指すのであれば、東洋医学や自然療法的な要素を取り入れることが重要だと考えます。

まずは徹底的に食生活を見直すことで、関節炎の改善は期待できます。ただし、それだけでは十分でない場合もありますので、その際は鍼灸や漢方によるサポートが有効になるでしょう。いずれにしても、東洋医学によって改善する可能性は十分にあります。

実際に取り組まれる際には、まずは食事の見直しから始めてみてください。ただ、実際のところはなかなか難しいとも思いますので、鍼灸や漢方を併用することをオススメします。

今回のご質問に対する回答としては、「関節炎は改善の余地がある」と考えていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

ご質問いただき、ありがとうございました。

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