こんにちは。
本日は、妊娠中の5つの期間について解説します。
東洋医学と妊娠期間中の考え
東洋医学は以下の五臓で考えており、このバランスを重視します。
- 肝臓
- 心臓
- 脾臓
- 肺
- 腎臓
妊娠中の5つの期間は五期と呼ばれています。この五期も肝心脾肺腎で5の時期に分かれ、それぞれ配当されている味があります。
それぞれ時期に積極的に取るといい食べ物をご紹介します。
1~2カ月目 「肝臓の期間」
この時期は「肝の機能」が働くので、酸っぱい食べ物が食べたくなります。妊娠初期に酸っぱいものが食べたくなるのは、この肝の機能が活発に働いているからです。
オススメの酸っぱい食べ物は梅干しとお酢です。お酢は果実の酢ではなく、穀物から取った酢を積極的に取るといいといわれています。
妊娠3~4カ月目 「心の期間」
「心」というのは、苦味を担当していますので、この時期はウリ類、ニガウリなどがオススメです。
他には普段の食生活でにがりを、例えばみそ汁などににがりを少し入れて飲むといいといわれています。
妊娠5~6ヶ月 「脾の期間」
この「脾」は甘みを担当していますので、普段の食事に甘みを加えるといいです。
もちろん甘みといってもオススメするのは人工的な甘みではなく、天然の甘みです。
一番いいのは穀物の甘みですね。ご飯や玄米、そういったよく噛むと甘みが出てくるものです。よく噛んで甘みを出したうえで食べるといいです。
妊娠7~8カ月目 「肺」
「肺」は辛みを担当しています。といっても辛みは刺激物にあたるので、あまり刺激が強いものを取りすぎるのはよくありません。
わさび、しょうがなどそういった薬味を使って、辛いものを少し摂取するといいでしょう。
妊娠9~10カ月 「腎」
この期間は腎の器の働きが盛んになる時期です。腎は塩分、塩辛味を担当しています。
「塩分に気をつけてと言ったはずでは?」と思われるかもしれませんが、どちらかというと、塩の質に気をつけて摂取してください。やはり天然の塩でしたり、天日干しでしっかりと作られた塩を摂取していただくのがいいですね。
注意点
これらの食べ物を食べるとオススメと記載しましたが、あまり偏って食べ過ぎるのもよくないです。
これらの食べ物を普段より少し多めに取って、体に気をつけていただければと思います。
おわりに
今回ご紹介したように妊娠中も5つの時期に分け、それぞれ配当される時期があります。
その時期にあった食べ物をとっていただき、陰陽を調和し元気なお子様を迎えいただければと思います。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。