仕事や家庭、日々の目まぐるしい変化などによりストレスを感じると、イライラしてしまうときもありますよね。
イライラがあると気分が落ち着かないだけでなく、眠れなくなったり、首や肩が凝ったりするなど、だんだん身体に不調も出てきます。
そこで今回は「イライラを解消するために自宅でできること 3選」を紹介していきます。
イライラの症状
- 落ち着かない
- 腹が立つ
- 気が焦る
- 頭に血が上る など
これらは誰しも一度は経験したことがあると思います。
西洋医学的にみると、自律神経やホルモンバランスの乱れによって起こる現象とされています。
交感神経と副交感神経
そして、自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
交感神経 | 狩の時のような戦闘モードの時に活発になります。 |
副交感神経 | リラックスしている時に活発になります。 |
ですので「イライラしている時は、交感神経が優位である」と言われております。
3つのホルモン
関わるホルモンとして、次の3つが挙げられます。
①ノルアドレナリン | ノルアドレナリンが多くなると、怒りやすく攻撃的になります。 |
②ドーパミン | ドーパミンが多くなると我慢できなくなり、暴食やアルコール依存症などの状態に陥りやすくなります。 |
③セロトニン | セロトニンが少なくなるとノルアドレナリンやドーパミンを調整することができず、気分の落ち込みや無気力状態に陥ると言われています。 |
西洋医学的にみるとこれら3つのバランスを調節することが大事であるとされています。
東洋医学が捉えるイライラ
一方の東洋医学では「肝」の働きが重要になってきます。そしてイライラは気滞(きたい)、つまり気の滞りによって起こるとされています。
気の量が少なくて詰まっている場合はイライラしたり、陰口をいうような状態で、気の量が多く詰まっている場合は、攻撃的になり物に当たるようになります。
気の巡りを調節しているのが「肝」
- 気のモーター
- 肝の疎泄
これらが詰まってくると、肝臓が管理している血のクリーニングや筋肉への栄養、欲望の調節がうまくいかなくなります。
例えば、次のような症状がでてきます。
- ストレスフルな方
- 心に余裕がない方
- 考え事が多い方
- 運動をあまりしない方
などに多い傾向があります。
簡単にできる3つの対処法
1.食事
「肝」を高めるものとして、酸味があるものがよく、とくに梅干しがオススメです。
次に「気」を補うものとして、鶏肉やカボチャがオススメです。
食事の取り方として腹八分目を意識することも大事になります。
2.運動
有酸素運動がよいです。ヨガやウォーキングは自律神経を整えるので、とてもオススメです。
3.お灸
- 期門(きもん)
- 太衝(たいしょう)
- 内関(ないかん)
まとめ
イライラがあると気分だけでなく身体に不調が出てきます。西洋医学的には自律神経やホルモンバランスの乱れ、東洋医学的には気の滞りにより起こると言われていますので、放っておかずにできることから対処していきましょう。
家でできることとして次の3つとなります。
- 食生活の改善
- ヨガやウォーキングなどの軽い運動
- ツボへのお灸
ストレスは溜め込むとどんどん大きく膨らんでいきます。改善するためにはストレスを発散すること、流すことが大事になるので、ムリのない範囲でできることから試してみてくださいね。