- 「梅雨から夏にかけて足がだるくなる」
- 「浮腫んで重たい」
- 「長く歩くのが辛い」
お客様の話を聞いているとこう言った話はよく耳にします。特に湿度の高い時期は上記の症状が多発する傾向にあるといわれており、毎年不調に悩まされる方も少なくありません。
そこで今日はそんな湿度に関わる足のだるさについてお話していきます。
梅雨時期の足のだるさの症状
梅雨時期には足のだるさ・重さの他にもさまざまな症状が現れます。
- 頭痛
- 肩こり
- 足の痺れ
- 長く歩くと身体や足が浮腫む
- 体に冷えを感じる
- 食欲が落ちる
- お腹をくだす など
これらの症状に合わせて足のだるさが出ることが多いです。また具体的な症状はなくとも「梅雨~夏の時期はなんとなく体がだるい」と感じる方も多いのではないでしょうか?
梅雨時期の足のだるさの原因は身体の流れ
東洋医学では、梅雨時期の足のだるさの症状は身体の流れ(特に水の流れ)が滞ることによって起こりやすいとされております。
身体の水分調節の機能が乱れているところに、外からの水(湿気など)が身体に入り込むことでより浮腫んだり、重くなったり、ダルさを感じやすくなります。
そして梅雨時期の足のだるさに大きく関わるところというのが脾(消化器)です。
水分調節と脾(消化器)の関係
水と消化器が関係しているというのは一般的には良くわからないですよね。しかし、東洋医学の考えからするととても関係が深いのです。
体が浮腫むときどこに水が溜まっているかというと、それは皮下組織、皮下脂肪の部であります。そしてこの皮下組織、皮下脂肪は東洋医学用語で肌肉と言われていて、脾(消化器)が働きを管理しているところになります。
なので、消化器の働きが落ちると、水分を貯めておく機能が狂うため浮腫みやすくなり、足がだるくなりやすくなると言われております。このようなことから身体のむくみと脾(消化器)は大きく関わっていると言われております。
また、消化器が関係しているので、足のだるさを持っている方はお腹を下しやすかったり、食欲が落ちたりするとも言われております。夏時期に梅雨から夏にかけて食欲が落ちるなんて経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
足のだるさの対処法
梅雨から夏にかけて足のだるさを感じたら、下記4つの対処法をお試しください。
- 足湯などで温める
- 運動する(発汗)
- お灸をする
- 食生活の改善
足湯などで温める
身体を温めることにより流れを良くします。滞っている水が流れてくれるとだるさが解消されやすいです。
足がだるいときに体を冷やすのは逆効果。この時期にクーラーなどで冷やすのはNGです。
運動する(発汗)
身体の中の水分を発散させましょう。
ランニングやウォーキングなどの有酸素運動で汗をすっきりと流すことができます。かつ体力がつけば、足だけでなく身体のだるさも取れやすくなります。
運動が難しい方はまずはストレッチや体操から始めましょう。日光浴で太陽の光に当たることも気分の切り替えに効果的ですよ。
お灸をする
足のむくみやだるさに効果的なツボにお灸をしましょう。
①足三里(脛の外側で、膝の下指3〜4本のところ)
言わずとしれた名灸です。足のだるさ、むくみ、消化器症状がある方はここにお灸することをおすすめします!
②失眠(踵のど真ん中)
睡眠の質が悪い方に良く使われるお灸なのですが、実はむくみやだるさにも効果があると言われております。特にむくみを伴うだるさがあればこちらにお灸をしてください。
食生活の改善
白砂糖を使う甘みを伴う食べ物と油物は水を身体にため込みやすくするので避けるようにしましょう。
清涼飲料水やチョコレート、アイスクリームなどはもちろん、意外にもケチャップやパスタソース、スポーツ飲料などにも白砂糖は含まれています。白砂糖が含まれるすべての食品を避けるのは難しいため、せめて量を減らす努力をしましょう。
梅雨から夏の足のだるさは身体の流れを整えて改善!
足のだるさは湿気により悪化する傾向があり、消化器との関わりが大きいとされています。対処法としては下記の4つが効果的ですよ。
- 温める
- 運動をする
- お灸をする
- 白砂糖と油分をひかえる
湿度の多いこれからの時期、足や身体がだるいとやる気が起きません。これらの対策をしてジメジメした季節を乗り越えましょう!
セルフケアが難しい方や、何をしても症状が改善しない方はぜひ当店にお任せください。だるさが出ない体作りのサポートをさせていただきます!