鍼灸の痛みと効果

鍼灸

痛みに対する鍼灸の効果には、絶大なものがあります。痛みにはたくさんの種類がありますが、そうしたありとあらゆる痛みの根源を東洋医学では、「不通促痛(ふつうそくつう)」と考えます。通りや流れが悪いことで促される痛みという意味です。

痛みがある場合に西洋医学の病院を受診して、どのような治療をしてもらえるか考えてみましょう。神経ブロックや痛み止めの注射や湿布など、痛みを抑え込むための治療です。

しかし、その痛みの原因は、通りや流れが悪いからです。それが痛みを促す原因なのに、痛みだけを薬で抑え込んでも、何も変わりありません。だからこそ、いつまでたっても痛みが取れないのです。

東洋医学専門の鍼灸

はり施術

一方の東洋医学専門の鍼灸では、通りをよくすることを施術の目的とします。マッサージなどの一時的な対処ではなく、いつまでも通りがよくなるように、身体の機能を上げることを目指しているのです。

血のめぐりが悪いところをさすったり、動かしたりすると改善することがあります。当店においでの方の中にも、長時間同じ姿勢で座ったり、寝ていたることで痛みが出るとおっしゃる方がおられます。日中動くと痛みが少し治まるというのは、動きが止まっているときに自分で流す力はなくても、動くことで筋肉が動き、流れができるということです。

東洋医学の施術では、動きが止まっている状態でも流れをつくる身体にすることを目標としています。身体の中にあるエンジンのようなものを強化すれば、よく回るようになり、どのような環境においても循環する身体をつくりあげることができます。そうすると、巡りがよくなり、結果的に痛みが出ない状態になるのです。これが、痛みに対する鍼灸の効果です。

薬には副作用がある

薬

東洋医学による施術を行わなければ、患者さまの痛みはずっと治らないでしょう。鎮痛剤を飲んでも胃腸が荒れ、痛み止めには副作用があります。湿布を貼れば、血液の中に湿布の成分が入り込み、全身がむしばまれていくのです。それでは、前進どころか身体は後退することになります。

痛みが出ているのであれば、通すための施術をしなければなりません。そのためにも、痛みの症状でお困りの方は、東洋医学専門の鍼灸を受けてくださることを強くおすすめいたします。