本日は、アズール視野欠損について東洋医学の観点からお話したいと思います。
心の病についての動画解説
アズール視野欠損について
アズール(AZOOR)は珍しい病気です。
以前、大学病院でアズールという病気かもしれないと診断を受けて、東洋はり灸院に来られた方がいます。その方は視野の欠損を訴えて来られたわけですがこのアズールという病気、当然鍼灸師である私は知りませんでした。ですが、結果的にこの方の視野の欠損はなくなりました。
私も少し調べたところ、アズールという病気は確定診断されるまで、すごく時間がかかるそうです。もし視野の欠損が出て疑われたら、早めに大学病院や専門の眼科へ行くべきでしょう。
そして西洋医学だけではなく、診断されたら早めに東洋医学的な施術も視野に入れたほうがいいと思います。あとは、視野の欠損が出たら、眼科はもちろんですが、市民病院や大学病院にも行き、東洋医学的な施術も試されたほうがいいでしょう。
東洋医学と西洋医学
医学は病院などの西洋医学だけでなく、東洋医学もあるのです。東洋医学の施術を受けると、改善率が高まることも多々あります。視野の欠損、アズールを疑われた方は、東洋医学の治療も選択肢の1つに入れてほしいと思います。
当店に来られたアズールかもしれないと言われた方は、無事に症状の改善が見られました。視野の欠損がなくなって、しっかり見えるようになったのです。
このように病院だけではなく、東洋医学的な施術も行うことで改善される方もいるので、改善する確率を少しでも高めていくやり方をぜひ試していただきたいと思います。
東洋医学専門院を勧める理由
一つ注意点としてお伝えしたいのは、東洋医学的な施術といっても片手間でやっているところではなく、東洋医学を専門にしているところに行くべきです。
「あの方法もこの施術も…」とメニューをたくさん用意している院ではなく、東洋医学のみで施術を行う院へ行かなければ、難しい病気には太刀打ちできないからです。
東洋医学専門で施術しているかどうかの判断は、HPに次の表記があるか探してみましょう。記載がある場合は、東洋医学専門で施術している可能性が高いです。
- 脈診
- 小児鍼
- 内臓疾患も対応できる
東洋医学と目
ここで少しだけ東洋医学における「目」についての考え方を説明します。東洋医学は西洋医学とは異なり内臓にある名前の付いたツボのグループと「目」を結びつけて考えます。
ツボのグループは5種類あります。
5種類の内臓
- 肝臓
- 心臓
- 脾臓
- 肺
- 腎臓
上記の5種類です。東洋医学では様々なものを5つに分類しています。
例えば季節、天候、音、食べ物、感情などです。その中でも自然界の法則を大切にしています。
右側の五行は東洋医学では最重要で、目の疾患についてもこの五行にあてはめます。
- 肝臓・・・木
- 心臓・・・火
- 脾臓・・・土
- 肺・・・金
- 腎臓・・・水
内臓とはこのように繋がっていて目の疾患は①の肝臓・・・木と深く関係しています。
肝臓と木
古くからある文献にも記載されていますが、肝臓に病があるときは視力障害や眼つきに異変が現れるといわれております。血液検査で肝臓の数値に異変が出るほどの病がある方もいらっしゃると思いますが、ここでいう肝臓の病は東洋医学的な考え方です。
- 筋肉のトラブル
- イライラしやすい
- 寝付けない
- 頭痛がある
なども肝臓の病として考えます。
そして、東洋医学では気の流れを重視します。肝臓の気の流れが悪くなった結果として症状が出ると考えますので、肝臓の気の流れがよくなるように施術を行います。
気の流れを良くするセルフケア
肝臓の気の流れをよくする方法としては「筋肉を使うこと」です。使うといっても強く負荷をかけるわけではなく、ご自宅でできるストレッチでも構いません。
特によく体重が乗るほうのお尻まわりや太ももを重点的にストレッチすることで気血のめぐりをよくします。体重が乗りやすい足の見極め方は、足を組んだ時に下にくるほうです。
しかし、珍しい病ですのでセルフケアだけでは難しい面もあると思います。西洋医学でも東洋医学でも専門家にご相談した上で取り組んでいただいたほうがいいでしょう。
おわりに
今回はアズール視野欠損についてお話ししました。
西洋医学の治療で改善が見られない場合、東洋医学を試してみる選択肢もあります。東洋医学は西洋医学の治療を妨げることもありませんのでご安心ください。
どんな状態からでもはじめることができますので、お困りの際はぜひ一度試してみていただきたいと思います。