統括院長の石丸昌志です。
今回は動悸について、特に病院で異常がわからず経過観察とされてしまった方に向けて鍼灸のメリットをご説明します。
東洋医学なら原因がわかる
鍼灸は動悸にも高い効果を発揮します。東洋医学では動悸の原因は『気滞』、気が滞っていることだと考えます。
気滞タイプの方は、動悸以外の症状もお持ちです。
- 動悸
- 鼻の症状
- 風邪を引きやすい
- 風邪ひくと咳が止まらない
- 咳喘息
- 便秘
- 下痢
- 皮膚症状(乾燥肌、アトピー)
- 末端冷え性
- 気分が落ち込む
- うつっぽい
- 季節の変わり目に症状が出やすい など
朝の症状
気滞の方は朝の症状を訴える方も多いです。
- 起きるとからだがだるい
- 朝腰が痛い
- 朝体が固まっている
- 朝元気が出ない
- 朝やる気が出ない
- 寝起きが悪い
朝だけの症状だと病院にはかかりにくいものですが、東洋医学なら動悸と同時に施術することができます。
西洋医学は体を細分化してみる
しかし、これらの症状は病院では、
- 耳鼻科
- 循環器科
- 皮膚科
- 胃腸科
- 呼吸器科
- 内科
- 心療内科
と様々な科を回されることになります。そのため西洋医学は『木を見て森を見ない』と表現されます。自分の科が担当する症状以外は治せないのです。
東洋医学は中国では4000年、日本で1500年以上の歴史を持つ経験医学です。『森を見て木を治す』と言われるように動悸の原因を探ることで他の症状もまとめて改善することができるのです。
西洋医学のように「科」を移動せずにすべての症状へアプローチできる点は東洋医学の最も素晴らしいところだと思います。
動悸についての解説動画
おわりに
本日は動悸の症状について解説しました。
原因不明の動悸でお悩みの方には東洋医学での鍼灸施術がお勧めです。ただし全体像を捉えて施術するのは、東洋医学を専門とする鍼灸院だけにできるやり方ですから、東洋医学専門の鍼灸院を探すようにしてくださいね。