帯状疱疹について

帯状疱疹
  • 「身体に刺すような痛みがある」
  • 「赤い斑点状の湿疹が出る」

このような症状は、帯状疱疹の特徴のひとつです。帯状疱疹はシニア世代に多く発症する病気ですが、誰でもなる可能性はあり、発症部位によっては合併症を引き起こすケースもあります。

今回はこの帯状疱疹について、東洋医学の視点から原因や改善方法を解説していきます

帯状疱疹とは

帯状疱疹

帯状疱疹とは、水痘(水ぼうそう)を引き起こす水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することで生じるウイルス感染症です。水ぼうそうにかかると、症状が治まった後もウイルス自体は神経の中に不活性化された状態で何年も潜伏します。

そこに病気や薬、ストレスや疲れといった影響を受けて免疫力が落ちると、ウイルスが再活性化し帯状疱疹として現れるのが発症のメカニズムです。

多くの方は、帯状疱疹が出る前の2~3日間に痛みやチクチク感、かゆみが起こります。その後、身体の片側に感染した神経に沿って背中からお腹などの皮膚上に、周囲が赤くなった小さな水疱がかたまって出現します。

腕のかゆみ帯状疱疹

一般的に水泡は3~5日程続き、水泡ができた部位はどんな刺激にも反応し、激しい痛みを伴うのが特徴です。

また顔や耳、目の周りに水泡が出来たら必ず病院を受診し、見えないところに水泡がないか確認してもらってください。目の神経や耳の神経に感染することで角膜炎や網膜炎、難聴、耳鳴、めまい、顔面神経麻痺を引き起こすこともあるため、しっかりと診断を受けましょう。

帯状疱疹は皮膚に瘢痕や色素沈着が残ることもありますが、ほとんどが後遺症なく回復します。ただし、およそ10%の人がウイルスにより神経が傷つけられることによる帯状疱疹後神経痛が発生し、強い慢性的な痛みが続くことがあります。この痛みは改善しづらく、何年も後遺症に悩まされる方もしばしばです。

西洋医学的な帯状疱疹の対処法

病院

西洋医学では帯状疱疹に対して抗ウイルス薬が使われ、特に高齢者や免疫が落ちている人に投与されます。また、帯状疱疹が疑われる場合には、水泡が現れる前に薬の投与を開始するケースもあります。

水泡が出てから3日を過ぎると、薬を投与しても効かない可能性が高くなるため注意が必要です。これらの薬は病気の改善が目的なのではなく、症状を緩和させて症状の持続期間を短縮するために役立ちます。

東洋医学的な帯状疱疹の改善法

説明

東洋医学では帯状疱疹に対して、免疫力自然治癒力を上げることにより内臓の働きを向上させることで症状を改善へ導きます。

帯状疱疹はストレスや過労が原因になりやすいと先程述べましたが、ストレスや過労は五臓肝・心・肺・脾・腎のうち、の気の流れを悪くする要因です。

五臓六腑

気の流れが停滞すると気滞という状態を引き起こし、身体そのものの気の流れや生理物質の流れも悪くなります。また、肝の気の流れが悪くなると消化器系と関連するの働きも落ちてきます。

脾は水分代謝をつかさどり、体内の水分をコントロールするのが特徴です。さらに、脾の働きが落ちることにより水分の流れも滞り、湿という水分が滞ることによってできる身体に悪い影響を及ぼすものが発生します。

帯状疱疹の場合は水疱ができて強い炎症を引き起こし、先ほど説明した湿が滞って熱を帯び、体表面に帯状疱疹を発生させます。そのため東洋医学では、肝の働きを向上させて気の流れをよくしてあげることにより、気滞を解消するのが施術のメソッドです。これにより脾の働きを助け、脾自体の働きもアップさせることで水の流れもよくしてあげ、湿を取り除いて帯状疱疹が改善されていきます。

ストレスや過労がある方はリラックスする時間を作って身体を休ませ、十分な休養を取ることも症状の回復には必要です。また暴飲暴食なども、脾に負担をかけるのでやめましょう。

帯状疱疹後神経痛を改善された方との対談動画

※施術効果には個人差があります。

おわりに

スタッフ写真

帯状疱疹は痛みが強く、まれに症状をくり返すケースもある病気です。長引くと日常生活にも支障をきたすため、早めの対処と予防を心がけましょう。東洋医学では、五臓に働きかけて身体の内側から帯状疱疹の症状を改善へと導きます。

帯状疱疹の症状に悩みの方は、ぜひ東洋医学を試してみてはいかがでしょうか。まずはお気軽に、東洋はり灸までご相談ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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