小児鍼について

「我が子にはずっと健康でいてほしい」子どもを育てる親であれば誰もが願うことではないでしょうか。
しかし、特に小さな子どもは風邪などの一般的な病気をはじめ、アトピー性皮膚炎やおねしょ、夜泣きなどあらゆる病気を引き起こしやすい傾向があります。このような症状が現れると子ども自身はもちろん、ケアをする両親も大変な思いをされるでしょう。
そこで当店では、子ども専用の鍼灸として「小児鍼(しょうにしん)」を行っています。
大人の鍼灸のように身体に鍼を刺すのではなく、やさしくなでるだけの施術であるため、赤ちゃんから小学生までリラックスして受けていただけます。本記事では小児鍼の特徴やメリットを詳しく解説しますので、お子さまに気になる症状が出てきたという方はこの機会にぜひお試しください。
小児鍼についての解説動画
小児鍼の施術風景
子ども専用の鍼灸「小児鍼(しょうにしん)」とは?
鍼灸には大きく分けて大人が受けるものと子どもが受けるものの2種類存在します。そのうちの子どもが受けるもののことを「小児鍼」と言い、生後3ヶ月の赤ちゃんから小学生までを対象にしています。
「鍼灸」と聞くと痛い・熱いなどネガティブなイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、小児鍼は大人の鍼灸とは違い、身体のツボに鍼を刺したりお灸を置いたりするのではなく、身体をやさしくなでるだけの施術です。そのため痛みや刺激はほとんどなく、刺激に敏感なお子さまでもリラックスして受けていただけるのが特徴です。
小児鍼の際に使われる道具は純金でできた鍼で「テイシン」と呼ばれます。一般的な鍼灸に使われるものよりも太く、丸みがあるのが特徴で、これでやさしく身体に触れてアプローチを行います。
私たちの体には無数のツボが存在していますが、実は東洋医学では「8歳まではツボが存在しない」と考えられています。つまりツボができるのは小学校中学年以降になるため、それまでは経絡(けいらく)と呼ばれるエネルギーの流れを整える道に対してアプローチを行います。
経絡に沿ってやさしくさする・こする・軽く押すなどを行い、お子さまに出ている不調を穏やかに改善してきます。
8歳を過ぎると徐々にツボが発達し始めるため、徐々に「点」に絞ったアプローチへと以降します。
子どもに鍼灸を受けさせることに対して恐怖心がある親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、当店には小児鍼であらゆる子ども特有の症状を改善した実績がたくさんあります。病院に行ってもなかなか症状が改善しないという場合には、ぜひ小児鍼も選択肢のひとつとして考えてみてくださいね。
小児鍼が子ども特有の病気に効果的な理由
子どもの病気は多種多様ですが、以下のような症状にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
- おねしょ
- 夜泣き
- かんの虫
- 食欲不振
- 便秘
- 下痢
- 風邪をひきやすい
- 夜尿症
- アトピー
- 小児ぜんそく
- 肩こり
- 頭痛
- 鼻炎
- 腹痛
- アトピー性皮膚炎
これらの症状が現れると、お子様自身はもちろんお世話をする親御さんも大変ですよね。
特に痛みや不快感を言葉で伝えられない赤ちゃんの場合、「どこが痛いのか」「何をしてほしいのか」を親がうまくくみ取れず、親子ともにイライラしてしまうことも珍しくありません。
実はこれらの不快な症状は、一般的な病気のようにウイルスや細菌が原因となっているわけではありません。ほとんどの場合はお子さま自身が持っている「体質」が原因であるため、根本から改善しなければずっと病気にかかりやすい状態が続いてしまいます。
小児鍼だけではなく大人の鍼灸でも、ひとりひとりが持つ体質から改善できるため、病気にかかりにくく、常に健康な状態を保てるのです。
不快な症状の中には、明確な原因がないことも多々あります。例えば、風邪をひいているわけではないのに起こる頭痛や鼻炎などは「原因不明」とされるため、病院に行っても症状を抑える薬しか処方されないでしょう。しかし、東洋医学の鍼灸を用いれば、根本原因になっている体質に対して直接アプローチできるため、原因不明の症状もスッキリ改善できます。
子どもの頃から病気を引き起こしやすい体質を改善すれば、大人になっても病気になりにくい身体をつくれるはずです。成長期だからこそ鍼灸の効果が出やすく、体質改善もしやすいため、小児鍼をお考えの方は早めに試されることをおすすめします。
小児鍼の料金
東洋はり灸院の小児鍼は生後3ヶ月から小学生までを対象としています。料金は以下のようになっており、初検料は初回のみいただいております。
初回カウンセリング料 ※1 | 1,000円(税込) |
---|---|
美容鍼(40分~60分) | 3,500円(税込) |
合計 | 4,500円(税込) |
※1 初回のみ頂戴しております。
「小児鍼」3つのポイント
①施術室
基本的にはお子さまひとりで施術室に入っていただきますが、おひとりでの施術が不安な場合には親御さんの同席も可能です。大人の鍼灸よりもやや短めの施術時間となっているため、お子さまもお待ちいただく親御さんもストレスなく過ごしていただけるかと思います。
②通う頻度
おすすめの頻度はお子さまの症状の強さにもよりますが、例えば夜泣きやおねしょなどの場合は週に2回程度から始めるのがおすすめです。その後症状が落ち着いてきたら、週に1回、2週間に1回とペースを落としていきましょう。お子さまによって症状の度合いや小児鍼の効果はそれぞれ異なるため、ひとりひとりとしっかり向き合いながら最適なペースをご提案させていただきます。
③生活習慣
また、日々の生活も体質改善には欠かせません。毎日の寝る時間や食事の時間、適度な運動などは健やかな体づくりに必要不可欠であるうえ、それらが整うと鍼灸の効果も実感しやすくなります。生活リズムを整えるのは大変ではありますが、親御さんの心身の健康にもつながりますので、ぜひご協力いただけますと幸いです。
小児鍼で不快な症状を改善しよう
ほとんどの方は「小児鍼を受けたことがない」もしくは「選択肢になかった」のではないでしょうか。一般的な鍼灸とは違い、小児鍼は身体に鍼を刺さずにやさしくなでる施術であるため、赤ちゃんから小学生まで安心して受けていただけます。
夜泣きやおねしょ、アトピー性皮膚炎など子ども特有の病気に特に高い効果が期待できるため、この機会にぜひ試してみてくださいね。体質から改善して、病気になりにくい身体づくりを目指しましょう。

