血圧に対する東洋医学のアプローチ

高血圧

年齢と共に内臓の機能は下がりますが、唯一上がるのは血圧です。

ひと昔前までは血圧の基準値は“年齢+90”と言われている時代がありました。今では驚くような基準ですね。最近では年齢に関係なく最高血圧140mmHg最低血圧90mmHgですので、年齢が高くなればなるだけ基準から外れてしまう人が増え、お薬を飲む方は増えてしまいます。

今日はそんな血圧に対して東洋医学からはどのようにアプローチするのかについて書いていきます。

最高血圧が高いのか、最低血圧が高いのか?

血圧測定

血圧でタイプを分けるときは最高血圧、最低血圧が高いのかで分けます。最高血圧が高い方は『肝』のタイプの高血圧、最低が高い方は『腎』のタイプの高血圧です。

最高血圧が高い『肝』タイプ

東洋医学で肝のタイプの高血圧の方は、手足か冷えていることが多いです。理由としては血管がギュッと縮み血流が悪くなるからです。血管がギュッと縮むので血圧も高くなりやすいです。肝のタイプの高血圧は血管の収縮に左右されるので、日によって差もあります。

最低血圧が高い『腎』タイプ

東洋医学から見た腎のタイプの高血圧の方は、老化に伴う動脈硬化で血圧が高くなっています。ですので、肝の高血圧とは違い日によっての大きな変化は少なく、高いのであればずっと高いままです。徐々に高くなってる方が多いです。

どんなツボで対応するの?

施術

肝の高血圧の方には

  • 風池(フウチ)

が有効です。首の後ろが硬くなっている方が多いので、それも緩めながら施術するのが効果的です。

腎の高血圧の方には

  • 復溜(フクリュウ)
  • 交信(コウシン)

といったツボが有効です。のぼせている方も多いので、熱を下に引っ張るように施術していきます。

まとめ

3人

タイプに分けたのですが、そのツボを刺激するだけで簡単に下がるものではありません。食事や睡眠など生活習慣を整えてコツコツやることが大切です。

気になる方は、ぜひ一度お近くの東洋医学専門の鍼灸院へご相談ください。

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