こんにちは。本日は自宅でできる妊活について書いていくのですが・・・「自宅でできるのは手軽なんですが続かない」とよく言われます。続かない理由って効果が分かりにくいからなんですよね。
といっても、劇的に効果を出す方法は正直に言いますと、あまりないんですよね…。でも、妊活している方のサポートになればいいなと考えて書いていきますね。
妊娠と言えば“腎”
東洋医学では妊娠(生命に関わるもの)はまず『腎気』が重要です。「腎気って腎臓がちゃんと働いていれば大丈夫なの?」と質問を受けることが多いのですが、東洋医学での腎は皆さんが思っているのとは少し違います。
もちろん東洋医学でも腎は水分代謝と関係しているので、体内の水分を集めて処理もしています。しかし、それだけではなく妊娠と関わりがあるのは、私たちの腎には「精」という成長や生命力の種がしまわれていて、その種は食事をすることで栄養されて成長、活性化していきます。成長していくにつれて生殖能力も活発になり、子供ができるようになります。
反対に言えば、腎精が弱ければ生殖能力は活性化されず冬眠状態になってしまいます。ですので、今ご自身が持っている腎精をいかに活性化するかが重要になってきます。
腎を養う食事
東洋医学ではその臓腑を養う食材や味があります。腎の場合は鹹い(しおからい)味が腎を養います。鹹さは腎にとって悪いような世の中の風潮ですが、それは精製された塩化ナトリウムのみのお塩の話です。天日干しなど精製されていないミネラル豊富なお塩は、腎にとってなくてはならないものです。
腎を養う食材は、
- 黒い食べ物
- 豆・種子類
- 海藻
など。いいお塩と黒ゴマのごま塩なんて最高ですね。発酵食品は腎だけではなく体にとってもいいので、納豆やお味噌もいいですね。わかめのお味噌汁も腎を養ういい組み合わせです。
普段のお食事にこれらを組み合わせていただいて、それをよく噛んで食べることが大切です。噛むことにより唾液が出て、それも腎にとっていいことです。
妊活のススメ【院長による動画解説】
※効果には個人差がございます。
まとめ
腎気が元気にならない理由は、
- もともと腎気が低い
- 他の経絡が邪魔をして腎気が上げられない
- 生活習慣で腎を傷つけている
などが考えられます。
理由がどれであっても、日々の生活で腎気を養うことは大切です。妊活中の方や今後お子様を考えている方は意識して取り入れてもらえたら嬉しいです。本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。