機能性ディスペプシアの人が気をつける8つのこと

胃もたれ

原因不明の胃痛や胃もたれが続いている場合、機能性ディスペプシアを発症している可能性があります。

聞き慣れない病名かもしれませんが、患者数は数千万人いるといわれている病気です。病院では原因不明といわれる機能性ディスペプシアですが、東洋医学の視点から見ると、原因は生活習慣と密接な関わりがあるといえます。

そこで今回は、機能性ディスペプシアの方が避けるべき8つの生活習慣について解説していきます。

機能性ディスペプシアは東洋医学で改善できる

疲れ

機能性ディスペプシアとは、胃痛胃もたれが主な症状の病気です。しかし、病院で血液検査をしたり、胃カメラで撮影したりしても何の異常も見られません。そのため見逃されやすく、原因不明とされるため、西洋医学では投薬などの対症療法を行うのが一般的です。

機能性ディスペプシアは、食事をした後の胃もたれ感や痛み、すぐにお腹がいっぱいになってしまい量が食べられないといった症状が見られます。これらの症状は、東洋医学的に見ると消化に関わる肝と脾が関わっていると考えます。

これらの臓腑の働きが落ちてしまうことにより気血の巡りが悪くなり、胃腸がうまく働けなくなってしまうことで、さまざまな症状を引き起こしてしまうのです。当店では東洋医学に基づく鍼灸施術で落ちてしまった内臓機能を上げていくことで、機能性ディスペプシアを改善へと導きます。

ただし機能性ディスペプシアは、食べ物や飲み物などの影響を受けやすく、日常の生活習慣が機能低下につながる可能性もあります。機能性ディスペプシアを予防するためにも、避けるべき生活習慣を知っておきましょう。

機能性ディスペプシアにつながる生活習慣は避けるべき

機能性ディスペプシア

東洋医学的には、以下の8つは機能性ディスペプシアにつながるリスクがあるため避けるべきだと考えます。

①コーヒーなどカフェインを含むもの

コーヒーなどのカフェインを普段から摂る方は多いと思いますが、摂り過ぎは禁物です。カフェインは自律神経である交感神経を刺激してしまいます。交感神経が高ぶってしまうと、胃腸の働きが落ちてしまい不快な症状が出やすくなります。

胃腸を守るためにも、毎日コーヒーを何杯も飲む方は量を減らすか、ノンカフェインのコーヒーに変えるなどして摂取を控えましょう。

②炭酸

炭酸は、たくさんの飲むと胃酸が出やすくなり胃痛の原因となります。エナジードリンクを飲む方が近年増えていますが、習慣的に飲んでいる方は控えるのが無難です。

③辛い物やアルコールなどの刺激物

辛い物やアルコールなどの刺激物は、胃の粘膜を刺激して胃を荒らします。東洋医学では辛い物やアルコールは胃に熱を発生させ、胃痛やげっぷ等の症状を引き起こすとされています。たまになら良いかもしれませんが、日常的な摂取はオススメできません。

④冷たい食べ物や飲み物

冷たい物は内臓を冷やすため、血流を悪くして内臓機能を低下させてしまいます。できれば摂取するときは常温か温かい物を選ぶようにしましょう。

⑤甘い物

甘い物は胃を荒らし、身体を冷やす作用があります。間食にお菓子を食べる習慣のある方は気をつけましょう。

⑥鎮痛剤

頭痛や生理痛で鎮痛剤を使う方は多いと思います。しかし鎮痛剤の常用は、胃を荒らす原因となります。

鎮痛剤は痛みの元となるプロスタグランジンという物質を抑える働きをしますが、このプロスタグランジンは胃を守る働きもあるのです。そのため、鎮痛剤で必要以上にプロスタグランジンを抑えてしまうと、結果胃腸を荒らしてしまいます。

空腹状態で鎮痛剤を飲むことでさらに胃に負担がかかってしまうので、必ず何か食べてから服用するようにしましょう。胃の調子が悪く鎮痛剤を多用している方は、病院に相談して胃への負担が少ない薬を処方してもらうのもひとつの方法です

⑦睡眠不足

睡眠不足は自律神経を乱すため、全身の血流も悪くなり、身体の回復を妨げてしまいます。また、睡眠不足は痛みを感じやすくなってしまうのも大きなデメリットです。

寝る前までスマホなど見ていると睡眠の質も悪くなるので、寝る前はストレッチなどをしてリラックスするようにしましょう。

⑧姿勢

東洋医学では長時間の座り姿勢は脾を痛めると考えます。これは、座り続けることで内臓が圧迫され血流が悪くなってしまうからです。

また猫背の方は、特に内臓を圧迫してしまうので姿勢を意識しましょう。猫背の方は、姿勢が原因で首や肩のコリも起こりやすくなってしまいます。首は神経がたくさん通っているので、血流が悪くなることで自律神経も乱れ、内臓の働きも落ちる危険性があります。

以上が東洋医学の視点から見た、機能性ディスペプシアの方が気をつけるべき生活習慣です。

生活習慣を改善したい方は東洋はり灸院へ

リフレッシュ

機能性ディスペプシアは東洋医学の鍼灸はもちろん、生活習慣を変えるだけでも症状の改善につながります。実際、当店のお客様も生活習慣に気をつけていただいた方のほうが、良くなっていく傾向が高いです。まずは、生活習慣を見直すことから始めてみましょう。

原因不明の胃の不調にお悩みの方は、東洋医学専門の東洋はり灸院までお気軽にご相談ください。

機能性ディスペプシアの鍼灸について