【うつ病対策】気分の落ち込みにオススメのツボ 3選

お灸

多くの現代人が悩まされている「うつ病」は症状が重い場合、何もできなくなってしまったり、入院を余儀なくされることも珍しくありません。うつ病でなくとも、何かをするのが億劫、集中力が続かないという経験をされた方は少なくないと思います。

毎日このような精神状態だと、日々を楽しく過ごすことができなくなってしまいますね。今回は皆さまの生活が少しでも楽になるよう、気分の落ち込みが起こる理由をはじめ、自宅で簡単にできる対処法をご紹介していきます。

【動画解説】気分の落ち込みにオススメのツボ

気分の落ち込みの原因とは?

落ち込み

うつ病の方でなくとも、集中力が続かない、何かをするのが億劫である、常に不安感がある、イライラする、何をしても楽しくないなど、生きているとさまざまな症状を経験するでしょう。

これらの症状は、

  • 日頃から病気になりやすい方
  • ストレスに弱い方
  • 思い悩みやすい方
  • 疲れが溜まっている方

に多く見られる傾向があります。

こういった精神的な症状は「改善するのが難しい」と思われている方が多いと思いますが、東洋医学の観点からみると精神的な症状でもご自身で対処することが可能です。

現在、ご自身でおこなわれている対策法にプラスしてこれからお伝えする対策法をおこなうことで、より早く確実に改善することができるはずです。

まずは生活習慣の改善から

朝日

気分の落ち込みの対処法1つ目は生活習慣の見直しです。

  1. 早寝早起き
  2. バランスのよい食事
  3. 適度な運動

これらを取り入れることは基本的な対策法と言えます。

また、朝日を浴びることで乱れたリズムをリセットできるため、朝早起きをして外に散歩に行くのが非常におすすめです。朝日を浴びることで、身体の中の古い空気を新しい空気と取りかえるとともに、心地良い汗をかくことで、気分がスッキリしますよ。

食事

食事に関しては、日ごろから腹八分目を意識し、白砂糖をできるだけ減らすとよいでしょう。積極的に取り入れるとよいとされる食材を4つご紹介します。

①鶏肉

1つ目は鶏肉です。

鶏肉は身体にエネルギーを補い、元気にしてくれます。ストレスがある方はタンパク質を消費しやすいので、タンパク質が豊富に含まれている鶏肉は優秀な食材と言えます。

②大豆食品

2つ目は大豆食品です。

豆腐、味噌などの大豆食品は身体のエネルギーを補ってくれます。また、ストレスを抑えるセロトニンを作る役割も果たしてくれます。

③小魚

3つ目は小魚です。

頭の先から尻尾まで丸ごと食べられる魚は栄養たっぷりで、身体にパワーを与えてくれます。「イライラしやすい人はカルシウムが足りていない」という話を1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

カルシウムには交感神経を抑える働きがあります。日ごろから多くのストレスを感じている方はぜひ積極的に小魚を取り入れてみてください。

④辛味のある食べ物

4つ目は辛味のある食べ物です。

気分が落ち込んでいる時に辛味のある食べ物を摂ると元気がでます。また、身体も温まるので身体のエネルギーもめぐりやすくなります。唐辛子、ニンニク、大根など、料理に使ってみてくださいね。

お灸で相乗効果

お灸

気分の落ち込みの対処法2つ目はお灸です。

身体を温めることでエネルギーをめぐりやすくさせるため、じんわりと温まるお灸はどんな症状にも効果があるとされています。精神的なダメージを受けている場合は、精神に関わるツボにアプローチをすることで高い効果を期待できます。

 うつ病におすすめのツボを3つご紹介しますので、ぜひ試してみてください。

①膻中(だんちゅう)

膻中

1つ目は膻中です。

膻中は胸の真ん中にあり、具体的には左右の乳頭と身体の真ん中の線が交わるところになります。

このツボは別名「気会(きかい)」とも呼ばれ、気をめぐらせるパワーが強いツボとして知られています。私が施術をする際に気のつまりがある方に対してアプローチするツボでもあるため、ぜひお試しください。

安心した時、ホッとした時に胸に手を当てた経験があるのではないでしょうか。「胸に手を当てると落ち着く」と身体が理解しているので、無意識に胸に手がいくともいわれています。

②内関(ないかん)

内関

2つ目は内関です。

内関は腕の真ん中、手首から指2~3本分くらいのところにあります。

私自身、自律神経を調節する際にこのツボをよく使います。精神を安定させる効果があるといわれているので、ぜひ試してみてください。

③孔最(こうさい)

孔最

3つ目は孔最(こうさい)です。

孔最も内関と同じく腕にあり、具体的には人差し指のラインをたどっていった線上、肘から指5本分くらい下のツボです。

孔最も自律神経を整えるツボの1つです。気分の落ち込みだけではなく、皮膚症状、呼吸器疾患にも悩んでいる方におすすめです。

呼吸法で心に余裕を

ヨガ

気分の落ち込みの対処法3つ目は精神統一です。どこでもできる簡単な呼吸法を紹介しますので、時間があるときにぜひ試してみてください。

  1. 鼻から息を吸って、お腹を膨らませる
  2. 2~3秒息を止めて、口から細く、長くフーっと息を出す

身体の中の古い空気が新しい空気と入れ替わることを意識しながらおこなうと、より高い効果が期待できます。気分が落ち込みやすかったり、精神症状が出やすい方は、呼吸が乱れている場合が多いです。

呼吸が安定して落ち着いていると、心にも余裕ができると言われていますので、こちらの呼吸法をマスターしてみてくださいね。

香りでリフレッシュ

アロマ

気分の落ち込みの対処法4つ目はアロマです。

「香り」はリフレッシュ効果をはじめ、私たちの心を明るくし、勇気づけてくれます。

アロマでは特にグレープフルーツの香りがおすすめで、リビングや寝室などの長時間過ごす場所にこの香りを漂わせ、ストレッチなど軽い運動をするとリラックスできますよ。

うつ病はセルフケアでも改善できる

セルフケア

気分の落ち込みの症状は、身体の流れが停滞している方やエネルギーが不足している方に起こりやすいです。特にストレスに弱い、思い悩みやすい方はうつ病になりやすい傾向にあります。ぜひ今回ご紹介したこの4つを試してみてくださいね。

  1. 「元気の出る食材を食べる」
  2. 「お灸をする」
  3. 「呼吸を整える」
  4. 「香りでリラックスする」

人間関係や仕事、育児におけるストレスや不安、身体の疲れなど、気分の落ち込みはあらゆる原因によって引き起こされます。これらを溜め込まずに上手に発散することで健やかな毎日が送れるようになるでしょう。

より詳しいうつ病の鍼灸施術については、次のページをご覧ください。最後までご覧いただきありがとうございました。

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