東洋はり灸院 たまプラーザ院の露木です。
今回は、しわがれ声や喉の乾燥によい「黒豆の煮汁」についてご紹介します。
- 「喉がカラカラで痛い」
- 「声が枯れて出ない」
- 「喉のケアをしたい」
そんな方にお届けする内容になっているので、声枯れやのどの痛みが気になる方は参考にしてください。まずはこちらの動画からどうぞ!
【動画で解説】黒豆の煮汁の作り方!
喉の痛みと声枯れ
喉の痛みや声枯れは喉が炎症を起こしているときや乾燥しているときに起こります。喉がカラカラになっていると起こりやすいわけです。これは東洋医学的には風邪や燥邪、つまり乾燥やバイ菌、ウイルスが入ってきて体がダメージを受けている状態になります。
- 免疫力が落ちているために病に入られていること
- その病によってダメージを受けて体のバランスが乱れていること
この2つが喉がカラカラになりやすい原因です。
余談ですが、喉が痛いのは喉のところで病としっかりと戦えている証拠なので決して悪いことではありません。もしこの時点で病に対抗できていなければ気管支炎や肺炎などのより重い病になるので、喉の痛みがあるうちにできる限り早く対処する必要があります。
喉の症状を改善するために
免疫力が落ちているために病に入られていること、そしてその病によってダメージを受けて体のバランスが乱れていることを改善するためには下記の3点が重要です。
- 潤す
- 免疫力を高める
- 崩れたバランスを整える
そして、これらを補うためにオススメなのが黒豆の煮汁です。
声のお薬「黒豆の煮汁」
黒豆の煮汁には下記のような効能があります。
- 血液を浄化
- 高血圧予防
- 疲労回復
- 潤いを与える
- 強い抗酸化作用
- 利尿作用
- 咳を鎮める
- 解毒作用
- 熱をとる
喉の痛みやしわがれ声があるときには粘膜がカラカラになっています。黒豆の煮汁をとることで酸化熱をとり、潤いをもたせて症状を緩和していきます。黒豆の煮汁は声楽家の方もよく飲まれており、「声のお薬」といわれています。
黒豆の煮汁のつくり方
【材料】
黒豆 | 1/4カップ |
水 | 800ml |
天然の塩 | 少々(味付け用) |
【つくり方】
- 水を張った鍋に黒豆を入れる
- 鍋を火にかけ、水が半分になるまで煮詰める
- ②を湯のみに注ぎ、塩を入れて味付けする
③で入れる塩の量はお好みですが、天然の塩を使ってください。
日々のケアにも活用
声枯れ、喉の乾燥、喉の痛みなどの症状があるときに使うのはもちろん、声を大事にするお仕事をされている方などは日々のケアとして使うこともオススメです。黒豆の煮汁は喉に潤いをもたせてくれる非常に有効な飲み物です。
日々のケアで使う場合は150mlを1日1回、声枯れや喉の乾燥などの症状が目立つ場合には150mlを1日2~3回ほど飲むとよいでしょう。
おわりに
今回は黒豆を使ってご家庭でも簡単に出来る煮汁のお料理をご紹介させて頂きました。ぜひ、ご家庭でお試しくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。