たまプラーザ院 院長の露木です。
今回は、不眠症に効果のある「ごま塩」についてご紹介します。
考え事が頭から離れなくて眠れない方やいくら考えても眠れない原因が見当たらないくらいストレスフリーなのに目が覚めてしまうなどの悩みをお持ちの方は少なくないでしょう。
- 気持ちの不安定感などの「精神的な要因」
- 疲れなどの「肉体的な要因」
- 血の質 / 血のめぐり
などが睡眠に大きくかかわっているといわれています。
夜中に寝ている時に途中で目が覚める、寝つきが悪い、自然に寝つきたい、薬が体に合わない方にお届けする内容なので、不眠の症状を改善していきたい方はぜひ参考にしてください。
【動画解説】睡眠の質を高めるごま塩!
睡眠障害の症状
なぜ睡眠障害が起こるのかについてご説明します。睡眠障害には下記のような症状があります。
- 眠りが浅い
- 寝つきが悪い
- 寝た気がしない
- 途中で目が覚める
- 寝ても寝ても寝足りない など
これらの症状は精神的な状態と体の働きによって起こるといわれています。
精神的な状態
まずは精神的な状態からみていきましょう。精神的な状態には2種類あり、1つ目はアクセル全開で落ち着かない興奮状態です。そして2つ目は自律神経の乱れによって起こる状態です。
興奮状態とは、たとえば明日の遠足が楽しみ、直前のライブで盛り上がっていた、理不尽なことをいわれて腹が立つなどイライラやワクワクで起こるものです。そして、自律神経の乱れによって起こる状態には、昼夜逆転の生活で夜が眠くない、微かな物音でも目が覚めてしまう、不安や緊張によって寝つけないなどがあります。
興奮状態も自律神経の乱れもどちらも同じく自律神経の症状になりますが、細かく分けるとこのようになります。
体の働き
次に体の働きによるものです。これはとくに血液の質と循環不足との関係が深いものです。東洋医学では血が十分に足りており、体が正常に機能していると自然と睡眠に入れると考えられています。
血がきれいで充実していると精神が安定するともいわれており、血流がよいと途中で目を覚まさないとされています。血の働きによって精神が安定することでしっかりと眠りにつくことができるわけです。ちなみに、血が足りていないと落ち着きがなく、ソワソワしてしまうため眠れなくなります。
筋肉や内臓、脳と体のいたるところは血によって栄養が運ばれています。本来、動いていてもじっとしていても血は常に全身をめぐっています。しかし、もともと循環が悪い人は体を動かしていない時、とくに眠っている時は全身を流れる血の量が少なくなります。このため、血が全身にめぐらず、脳に栄養が回らなくなってしまいます。
脳に栄養が回らなければ壊死してしまうため、体としては非常にピンチな状態です。このピンチを回避するために体を起こし、脳に血をめぐらせようとするわけです。これが夜、寝ている時にお手洗いなどで目が覚める現象の理由です。
このように血と睡眠には深い関係があるので、
- 血をしっかりとつくる
- 血をクリーニングする
- 血を全身にめぐらせる
これらが睡眠改善のキーポイントとなります。そのためには食事、運動、体の働きが非常に重要になります。
ごま塩の効能
不眠の要因がわかったところで不眠の方にオススメのごま塩をご紹介します。ごま塩の効能は以下のとおりです。
- 血液サラサラ
- 腎臓強化
- 止血
- 不安感の解消
- 貧血改善
- 滋養強壮
- 美肌
- 酔い止め
- 疲労回復 など
ごまには疲労回復、滋養強壮効果があるといわれています。ごまの抗酸化作用によって今回のキーポイントである血液をサラサラにし、体の循環をよくしてくれます。ごま塩の微粒子を油で包み込み酸化を止め、陰陽のバランスを整えたのがこのごま塩です。
ごまのカルシウムと塩のナトリウムが心臓の力を強化し、血液の濃度を高くするので、不安定な気持ちを落ち着けてくれます。多めにつくっておき、日々の食卓でご飯にかけるなどして食べてください。
また、ごまは貧血にも非常に効果的です。血をつくるためには鉄分が必要になりますが、ごまには非ヘム鉄という鉄分が豊富に含まれています。1日に必要な鉄分量は約10㎎とされていますが、ごまには大さじ1杯で約1.8㎎の鉄分が含まれています。副菜として取り入れると簡単に摂取できる量なので、ごまは手軽に鉄分が摂取できる食材として非常にオススメです。
また、睡眠障害があり冷えを感じる方は三年番茶200mlにごま塩小さじ1~大さじ1を混ぜて飲むと冷えと不眠の解消に効果があるため非常にオススメです。
ごま塩のつくり方
【材料】
黒ごま | 大さじふんわり8杯 |
天然の塩 | 大さじすり切り2杯 |
【つくり方】
- 塩をフライパンでサラサラになるまで炒る
- ①をすり鉢に移し、白い粉が舞うまで細かくする
- 熱した鉄鍋にごまを入れ、香ばしくなるまで炒る
- ②の塩に炒った黒ごまを混ぜ、ごまの油が出すぎないように根気よく軽くする
- ごまの粒がなくなりふわっとなれば完成
※③の鉄鍋にごまを入れる際に熱が強すぎるとごまがポップコーンのように飛んでしまうので注意してください。
ごま塩の活用法
ごま塩はご飯にかけるほか、三年番茶や小豆の煮汁に混ぜて飲むと睡眠障害に非常に効果的です。ぜひお試しください。