東洋はり灸院 たまプラーザ院の露木です。
今回は下痢を改善する「くず入り梅しょう番茶」についてご紹介します。
- 胃腸の調子が悪い
- お腹をくだしやすい
- 水っぽい下痢が多い
- 薬が体に合わない
そんな方にお届けする内容なので、胃腸の症状や水っぽい下痢を少しでも改善したい方はぜひ参考にしてください。
【動画解説】水っぽい下痢対策!
消化器が弱っているときの症状
胃腸の調子が悪いときには下記のような症状がみられます。
- 胃もたれ
- 食欲がない
- 元気が出ずやる気が起きない
- 寝つきが悪い
- お腹をくだす
これらの症状は東洋医学では脾と胃、つまり消化器が弱っている証拠だと考えられています。
元気が出ない、寝つきが悪いなどは一般的には消化器の症状とは結びつきにくいと思います。しかし、消化器が弱り栄養がしっかりと吸収できないとエネルギーを全身にめぐらせられないため消化器以外にもさまざまな症状が波及してしまいます。
食べすぎ飲みすぎは控える
このような消化器が弱っているときには食べすぎや飲みすぎを控えましょう。
元気が出ないのでたくさん食べなければいけないと思うかもしれません。しかし、体が受けつけなければいくら食べてもしっかりと吸収できず、さらに体の負担となってしまいます。ですので、食欲がないときに無理に食べることは控えましょう。もし、少し食べられると思うのであれば消化のよい食べ物をとってください。
そして、このような消化器が弱っているときにオススメの飲み物が「くず入り梅しょう番茶」です。
保水作用を加えてパワーアップ
くず入り梅しょう番茶がよく使われる場面は、消化器が弱っているときと水っぽい下痢をしているときです。
お腹をくだしているときとは腸の壁から水分をうまく吸収できず、その水分がそのまま外に出てしまっている状態です。この状態を改善するためにはくず入り梅しょう番茶が非常に効果的です。
くず入り梅しょう番茶はくずの粘り気が持つ保水作用を利用し、必要な水分を腸にとどめてくれます。そして、水分をとどめている間に梅しょう番茶の持つ効果を体にめぐらせることができます。
皆さんもご存じかと思いますが、梅しょう番茶は消化吸収が弱っているときにオススメの飲み物です。この梅しょう番茶にくずの持つ保水作用を加えパワーアップした飲み物がくず入り梅しょう番茶になります。
くず入り梅しょう番茶のつくり方
【材料】
梅干し | 大さじ1 |
しょうゆ | 大さじ1 |
ショウガおろし | 梅干しの1割 |
三年番茶 | 200ml |
本くず粉 | 大さじ1 |
水 | 大さじ1 |
【つくり方】
- 梅干し、しょうゆ、ショウガおろし、三年番茶を混ぜ、梅しょう番茶をつくる
- 本くず粉を水で溶いておく
- 鍋に入れた梅しょう番茶を火にかけ、②を入れてよく混ぜる
- ③が白っぽい色から透明になるまで混ぜながら火にかける
※完成したくず入り梅しょう番茶は熱いうちに飲んでください。
おわりに
今回はお腹が弱っているときや水っぽい下痢に効果的な「くず入り梅しょう番茶」をご紹介しました。
季節や時期を問わず食事会や飲み会の機会は意外と多いと思いますが、胃腸が弱い方は体調を崩す原因にもなってしまいます。楽しい時間をすごし、料理も美味しくたくさん食べた結果、次の日に後悔したことがある方も少なくないでしょう。
私もそのような経験があり、少しでも回復を早めるためにこのくず入り梅しょう番茶を使うことも多いです。経験上、回復が早くなるのでくず入り梅しょう番茶は非常にオススメです。
お腹をくだしやすい方や水っぽい下痢が続きやすい方はぜひ一度お試しください。