東洋はり灸院 たまプラーザ院の露木です。
今回は「躁うつ病で躁状態の時に気持ちを安定させる飲み物」についてご紹介します。
- 躁うつ病で悩んでおり躁状態を改善したい
- 躁の時におさえがきかない
- 気分の差が激しくて辛い
- 薬だけに頼りたくない
そんな方にお届けする内容なので、少しずつでも改善したいとお考えの方は参考にしてください。
また、躁うつ病でうつの状態を安定させたい方には別の記事で「梅しょう番茶」をご紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。
【動画解説】気持ちを安定させる椎茸スープの作り方!
躁うつ病の状態とは?
躁うつ病とは、非常にハイになり行動的になったかと思うと、急にふさぎ込んで口もきかなくなるといった両極端な状態を一定の周期で繰り返す病気です。
気分の波が激しい状態といえますが、気分の波自体は誰にでもあります。嫌なことがあったときに気分が落ち込む、楽しいことがあったときにウキウキするのは普通であり、病気ではありません。
しかし、度が過ぎて家族や周囲の人を困らせたり、社会的な信用を失うほどの状態であれば、それは躁うつ病かもしれません。
気分の波
気分の波を中心に、上方向に「元気」「躁」、下方向に「冷静」「うつ」としてグラフで表します。このとき、気分の波を示す線が上下に振れていても波が穏やかで安定していれば健康です。
しかし、気分の波が上下のラインを振り切ってしまうほど大きく波打っている場合は躁うつ病の状態といえます。上の「躁」のラインを超えたあたりでは落ち着きがなく、暴れているような状態です。これに対し、下の「うつ」のラインを超えたあたりでは気分が上がらず、何もできずにふさぎ込んでしまううつ状態となります。
躁状態とは
この躁うつ状態のうち、躁状態について説明します。躁状態はエネルギーが有り余り、体のバランスが乱れている状態です。
躁状態は血液の酸化やコレステロール・中性脂肪がたまることで起こりやすくなります。これは運動不足などでエネルギーを発散できていない場合や、蓄えるエネルギーが多すぎる場合に起こる現象と考えられます。
躁状態の予防法
これらのことから躁状態の改善には食べるものが非常に重要になってきます。血液の酸化やコレステロール・中性脂肪をため込む原因となる食材は動物性の食品です。とくに遠海でとれるマグロやサバ、ブリのほか牛肉、豚肉など、とくに脂分が多い食材は控えてください。
食べ物に気をつけたうえで躁状態にはエネルギーを発散するために運動を行う、脂肪分解を得意とする椎茸スープを飲むことがオススメです。
躁状態は元気すぎる状態なので、爆発的なエネルギーをとりすぎないようする、余分なエネルギーを発散することが予防のひとつになります。
椎茸スープの使い時
次に躁状態にオススメの椎茸スープについてです。下記のような症状がある場合は椎茸スープの使い時です。
- 躁状態
- 頭痛
- 筋肉痛
- 多動児
- 頭部の発熱
- アトピーのかゆみ など
このようにエネルギーが制御できていない時や熱や陽のエネルギーがこもっている時に椎茸スープはよく使われます。
脂肪を分解して躁状態を落ちつかせる
肉や魚などの動物性の食品や糖分は脂肪になって体にたまり、血が酸化することで体の不調につながります。これは東洋医学的には陽のエネルギーがたまりすぎている状態です。陽のエネルギーがたまりすぎると躁状態になりやすいので、このような場合に椎茸スープをオススメしています。
椎茸には脂肪を分解する力があるため、動物性の食品や砂糖の過食による体の害を中和して血をクリーニングしてくれます。これによって躁状態を落ちつかせるわけです。
椎茸スープのレシピ
【材料】
干し椎茸 | 4枚 |
水 | 600ml |
しょうゆ | 少々(お好みで) |
椎茸スープのつくり方
- 鍋に分量の水と椎茸を入れる
- 中火で20~30分ほど火にかける
- 鍋の中のスープの量が2/3~半分ほどになったら火をとめる
- 椎茸を取り除き、しょうゆを加える
椎茸スープで脂肪分解
今回は「椎茸スープ」をご紹介しました。
椎茸スープは脂肪を分解するので、躁状態でなくてもコレステロール値が高い方、中性脂肪が気になる方は積極的に取り入れてみてくださいね。