玄米は本当に体にいい?食べる前に知るべき3つの注意点と正しい炊き方

玄米

健康志向の高まりとともに、日々の主食を白米から玄米に切り替える人が増えています。しかし、「玄米は体によい」というイメージだけで食べていると、思わぬ落とし穴にはまってしまうかもしれません。

今回は統括院長の私が長年玄米食を続けてきた経験から、安全で美味しく玄米を食べるための意外な注意点と、東洋医学が玄米を究極の健康食と考える理由を詳しく解説します。

玄米を食べる前に知っておくべき3つの注意点

玄米

東洋医学的にも推奨される玄米ですが、食べる際には以下の3点に注意してください。

  1. 無農薬か減農薬のものを選ぶ
  2. 発芽させてから炊く
  3. 死んだ玄米に注意

それでは一つずつみていきましょう。

1.無農薬か減農薬のものを選ぶ

玄米

玄米は白米とは異なり、胚芽や糠といった外側の部分が残っています。もし農薬が使われていれば、この部分に蓄積されている可能性が高いです。

一般的なスーパーで安価に売られている玄米は農薬がまかれたものも多く、健康のために食べているつもりが、かえって農薬を摂取してしまうリスクを伴います。

そのため安全に玄米を食べるのであれば、多少コストがかかっても無農薬や減農薬のものを選ぶ方がよいでしょう。インターネット上の自然食品店などで探せば、質の良い玄米を比較的安く購入できます。

2.発芽させてから炊く

玄米には、外敵や乾燥から身を守るためにアブシジン酸という毒性を持つ成分が含まれています。しかし、玄米に水分を与えて発芽させることで無毒化されます。

発芽させるには水に浸けておく必要があり、夏場は3〜6時間、冬場は6時間以上が目安です。毎日水を替えなければならないため手間はかかりますが、おいしく安全に食べるためにはとても重要です。

最近では、発芽させながら炊ける炊飯器も販売されており、発芽作業を自動で行ってくれます。手間をかけずに安全な玄米食を続けたい方は、試してみてはいかがでしょうか。

3.死んだ玄米に注意

玄米

玄米はいわば生命力の塊です。しかしスーパーなどで売られている玄米の中には、高温で処理された結果、発芽しない死んだ玄米も少なくありません。

発芽しない玄米は毒性が残っている可能性があるだけでなく、玄米が持つ生命力をいただくという本来の目的も果たせません。まずは購入した玄米を水に浸してみて、発芽するかどうか確認してみましょう。

おいしい玄米の炊き方と東洋医学の考え方

玄米

「玄米はおいしくない」と思っている方も多いでしょう。こちらではそのようなマイナスイメージを覆すおいしい炊き方のコツをご紹介します。

洗う時はやさしく

玄米は白米のようにゴシゴシ洗うと、玄米の重要な部分である胚芽が取れてしまいますホコリを落とす程度の手加減でやさしく洗うだけで十分です。

白米と混ぜて炊かない

玄米と白米では炊き時間が異なるため、混ぜて炊くとどちらかがいおいしく炊けません。今日は玄米を食べるという日は、玄米だけで炊くのがおすすめです。

粗塩をひとつまみ入れる

玄米は白米よりもミネラルが豊富ですが、それでも完全ではありません。そこで炊飯時に粗塩をひとつまみ入れてみてください。ミネラルが補給され、さらに美味しく栄養価の高い完全食に近づきます。

雑穀を入れる

雑穀を入れることで玄米特有の硬さが和らぎ、もちもちとした食感になります。特に、黒米は玄米と相性がよく、おすすめです。

「カニの穴」を確認する

玄米がおいしく炊けると、表面に「カニの穴」と呼ばれる小さな穴が現れます。これができれば、最高の状態で炊けている証拠です。

生きたものを食べる健康法を取り入れよう

食事をするカップル

東洋医学では玄米を単なる主食ではなく、生命力をいただくものと考えます。水に浸けても腐るだけの白米に対し、水を与えると芽を出すほどの生命力は玄米ならではですね。この生命力を身体に取り込めば、本来の活力を高められ、健康な身体をつくることができます。

長年玄米食を続けている私自身も、無農薬の玄米を美味しく食べ、体調を良好に保っています。玄米は、日々の食生活から健康と向き合うためのもっともシンプルで効果的な方法の一つです。

石丸昌志