- 生理痛と共に筋腫付近が激痛を感じる
- クリニックでは出される薬では一向によくならない
- できれば手術をせずに良くなりたい
- 将来、元気な子供が授かれるか不安
とお悩みの方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、東洋医学の観点から子宮筋腫について詳しくお話させていただきます。
子宮筋腫についての解説動画
子宮筋腫の原因
子宮筋腫で病院を受診すると、
- 「もう少し大きくなるまで経過観察をしましょう」
- 「ある程度大きくなってから切りましょう」
といった診断を受けます。これは、現代医学において、子宮筋腫の原因がよくわからないからです。
ある人には筋腫ができ、ある人には筋腫が一生できません。その違いを、現代医学は見定めることができないのです。
東洋医学ではこの原因を、
- 働き
- かたちで現れたもの
という2つのキーワードをもとに解き明かします。
東洋医学が捉える真の原因
子宮筋腫という、「かたちで現れたもの」をみるのではなく、まず、その人の身体の「働き」が落ちたことに着目します。働きが落ちたために我慢がきかず、子宮筋腫というかたちとして現れてきたのです。
西洋医学ではこの反対に、子宮筋腫という「かたちで現れたもの」しかみないため、その原因がよくわからないのです。
子宮筋腫を発症する方は往々にして、以前から生理痛がひどく、鎮痛剤を飲んでいたことがあったり、足の冷えがあったり、頭痛や肩こり、乾燥肌などの症状があったりします。その時点で、身体の働きや機能が落ちていることがわかるのです。
身体の働きが落ちているのを、5年10年と鎮痛剤でごまかしてきた結果、子宮筋腫というかたちで現れてしまったのです。
西洋医学の考え
病院では、そうやってかたちとして現れても、さらに大きくなるのを待ち、ある程度限界を迎えてから切ることになります。しかし、切ったらからといって、それで治るわけではありません。
身体の働きは落ちたままのため、再発したり、子宮がんやその他の症状として出てくる可能性も否定できないのです。
こうしたことは、子宮筋腫に限ったことではありません。
- 椎間板ヘルニア
- 胃潰瘍
- 脳腫瘍
- がん
などでも同じことがいえます。西洋医学では、がんの原因もよくわかっていません。
西洋医学の考え方によると、「病気」は「かたち」として現れます。「こうした症状がであるから病気だ」ととらえることが多いわけです。西洋医学には、人の身体の「働き」という概念がないからです。
東洋医学の考え
東洋医学では、人の身体の「働き」をみます。「火のないところに煙は立たない」といわれるように、火のもとである身体の「働き」が落ちているから、「かたち」として現れていると考えるのです。
ある人は子宮筋腫やその他の病におそわれた一方で、病にかからない人もいる。何が悪くて、何がよかったのか、その違いは、身体の「働き」なのです。身体の「働き」が充実していたどうなのかということなのです。
様々な病気の要因
身体が充実するのには、さまざまな要因があります。たとえば、「おぎゃあ」と生まれた瞬間から、身体がとても強かったり、弱かったりする場合もあります。
また、添加物の入ったものばかり食べている人もいれば、できるだけ添加物の入っていないものを食べている人もいるわけです。あるいは、ストレスを受けて育つ環境だったかもしれないし、運動不足かもしれない。
そういったさまざまなことが要因となって、身体の「動き」が落ちた結果、「かたちになって現れる」のが、病気なのです。
東洋医学は時間がかかる?
東洋医学は、身体の「働き」そのものを上げていきます。それが、「かたちとなって現れる」わけです。ただ、「働き」を上げるためには、少し時間がかかります。
漢方や鍼灸を用いて治療をする場合は時間がかかるといわれたりもしますが、西洋医学の薬を飲むことを考えると、一生飲み続けるしかないならば、一生の間その状態から改善しないということにもなります。
東洋医学は、たとえゆっくりした歩みではあっても少しずつ前進し、改善していきます。病気はどのように発症するかをしっかり理解したうえで、東洋医学でしっかりと改善していきましょう。