養生とは「健康であるように注意すること、病気の手当てをし、保養すること」を指します。
この養生を怠ってしまうと身体に様々な症状が現れ慢性化し、治りづらくなってしまいます。
そうならないように、今回は「養生」についてお話ししていきます。
養生は継続が大事
植物に例えると、春に種をまき、夏によく育つよう栄養を与えると、秋に豊かな実りを得られます。
もし、途中で水やりや栄養補給を止めてしまった場合、植物は育たずにしおれてしまいます。人間の体も同じように、養生を継続することで長生きすることができ、人生を楽しく過ごせるようになります。
病気の多くは「養生の術」を行わないことでなってしまいます。
私の養生体験談
20歳頃の私(院長)は、風邪をひきやすく毎月発熱と喉の痛みを繰り返していました。
他にも、朝なかなか起きられなかったり、便通が週に1回だったりと様々な症状がでていました。当時の生活習慣は、恥ずかしながら
- 目が覚めても布団の中でダラダラしている
- 食事は満腹まで食べる + 食後のスナック菓子
とったお粗末なものでした。
ある時「このままではまずい…」と思い、これから紹介する3つの養生を実践したところ、少しづつ改善していったのです。
簡単に始められる3つの養生
それではこれから「養生」の具体例をお伝えします。
①「十分食べた」と感じた時は食べ過ぎ
食事の量を「控えめ」にして日々過ごすと、ちょうどいい塩梅(あんばい)になります。いっぱい食べたものがお腹のなかに溜まると、元気の循環する通り道を塞いでしまい、消化不良を起こしてしまいます。
ついつい「好きなものだから」と、たくさん食べてないでしょうか?
「好きなものでも好きなだけ食べていると、身体を壊してしまい、好きではないもの少し食べるより劣ることになる。」と昔の人は言いました。好きなものの量も調節し、度を超す食べ方はせず「控えめ」を意識してみましょう。
②運動で健康増進
身体は毎日少しずつ動かしたほうがいいです。楽な姿勢で長時間座り続けると、元気が全身を巡らなくなり病気につながります。
毎日食後には数百歩、家の中でもいいので歩くようにするとは身体変わっていきます。とくにデスクワークの方は座っている時間が長いため、こまめに立ち上がって歩くことを実践してみましょう。
③睡眠時間を短く?
睡眠時間が長いと、元気が巡らなくなります。
夜が更けてから眠るのは問題ないのですが、日中に眠ってしまうと食べた物が滞って元気を消耗してしまうため、実は体に有害です。
ですので、日中にひどく疲れた時は、後ろにもたれて少しだけ眠るようにしましょう。ダラダラと昼寝をし続けてしまったり、長時間睡眠は「養生」とは逆のため、眠る時間を減らす努力を重ねて習慣づけていくといいですよ。
養生の基本は「楽しむこと」
もちろん取り組むのは早いほうがいいのですが、「あれもこれも!」と我慢して取り組んでしまうと、かえってストレスになります。
また、できなかったからといって自分を攻めたりストレスに感じないよう、楽しみながら取り組んでいきましょう。
おわりに
今回は、養生についてお話ししました。
現代は、外出しなくてもスマホでデリバリー注文をすると、自宅にお料理がすぐ届く便利な時代です。おどろくほど早く進化していますが、しっかりと養生を取り入れて生活の質を上げていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。