東洋医学で考えるアンチエイジング!老化と腎の関係とは?

老化

誰もが「いつまでも健康でいたい」と思うでしょう。西洋医学の進歩により、美容整形や注射など外側からのアプローチも日々進化しており、すでに何らかの方法を実践されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、「なかなか効果を感じられない」と感じている方が一定数いらっしゃるのも事実です。そのような方には、ぜひ東洋医学のアンチエイジングを選択肢のひとつとしてお試しいただければと思います。

東洋医学では身体の外側からではなく、内側から根本的に老化を防ぐ「究極のアンチエイジング」を目指すことが可能です。

今回は東洋医学の考え方に基づいた若々しさの秘訣と、日常生活で実践できる具体的なアンチエイジング法についてご紹介しますので、ぜひご覧ください。

東洋医学が目指す「不老長寿」と「腎」の関係

老夫婦

東洋医学は、古くから王族たちが不老長寿を願い生命力を高めるために発展してきたと言われています。当時から、身体の中でも特に腎(じん)は健康や老化と深く関わる臓器としてとらえられてきました。

西洋医学では腎臓と言えば、「血液をろ過する」「尿として老廃物を排出する」などの働きがあると考えられていますよね。このように、西洋医学と東洋医学では同じ臓器に対して概念が異なることがしばしばあるのです。

東洋医学では、「老化は腎の衰えからはじまる」とされています。例えば、高齢になると頻尿になったり、薄毛や白髪に悩まされたりとあらゆる問題が出てきます。他にも、身長が縮む、骨粗しょう症になるなど、年齢を重ねると現れる不調はすべて「腎」の機能低下と関連していると考えています。

実は、東洋医学のアプローチにより腎の機能を高めることで骨密度が向上したケースも報告されており、腎と老化はやはり深い関係にあると言えます。

東洋医学と言えば漢方ですが、八味地黄丸(はちみじおうがん)には腎の力を高めることで骨密度を上げる効果があると言われています。カルシウムや骨に関わる生薬は含まれていませんが、身体の機能を高めることでお悩みを解決できる可能性があるのです。

私たちの身体にとって水分はとても大切なものですが、赤ちゃんの時は水分が約80%を占めるのに対し、高齢になると約60%まで減少します。腎の力が衰えると体内の水分を保つ力も低下し、このような状態になってしまうのです。

赤ちゃんは身体全体がみずみずしく、肌もプルプルしていますが、それは腎の力がもっとも強い状態ということになります。つまり、究極のアンチエイジングの土台は、「腎の力を高めること」にあるのです。

東洋医学に基づいたアンチエイジング

東洋医学で腎の力を高める具体的な方法をみていきましょう。

1.朝食を摂らない排泄の時間の活用

朝食

東洋医学では、朝は排泄の時間と考えられています。一般的には朝食を抜くことはあまり推奨されていませんが、実は排泄を妨げないために朝食を抜くことは東洋医学上「よいこと」とされているのです。

例えば、夜9時に夕食を、翌日の昼1時に昼食を摂れば、毎日16時間の断食ができます。このようなリズムにより、体内の余分なものを分解・排泄する時間を作り、消化器官を休ませることができます。

2.体質に合わせた漢方薬の服用

漢方薬

先ほどご紹介した八味地黄丸は「腎」の力を高める代表的な漢方薬で、徳川家康も長寿のために服用していたと言われています。

また、手足のほてりがある方には六味丸(ろくみがん)、胃腸の働きをサポートし、免疫力を高めたい方には補中益気湯(ほちゅうえっきとう)もおすすめです。

3.「腎」を高める食生活

食生活はアンチエイジングをはじめ、アトピーなどあらゆる症状にも直結します。まず、主食を無農薬の玄米に変えてみてください。黒ごま、海藻類、豆類(特に黒豆)も「腎」の働きをサポートすると言われているため、積極的に摂っていただきたい食材です。

お肉が好きな方は多いと思いますが、特に牛肉は内臓に負担をかけてしまうため、鶏肉や豚肉を少なめに摂るのがおすすめです。そして水分補給は、不純物のない水か無農薬の三年番茶をメインにしてみてください。

4.鍼灸と生活習慣の改善

鍼灸施術

まずは体質を変えるためにも鍼灸を受けてみてください。鍼やお灸で腎の機能が上がるツボを刺激することで、体の中から活力を高める効果が期待できます。

食事の際には身体に負担をかけないよう、よく咀嚼するようにしてください。普段の呼吸を意識している方は少ないと思いますが、腹式呼吸は呼吸器系を整え、全身の気の巡りをよくするため、一度試してみてください。

山登りや階段の上り下りなど、重力に逆らう運動も腎の力を高めるのに効果的だと言われています。年齢とともに体がたるむのは重力に逆らう力が弱まるからであり、この力を養うことが大切ですね。

仕事やプライベートでのストレスは、老化を進める要因になります。日々のストレスを減らし常に向上心を持つことで、心身ともに若々しさを保てますよ。

睡眠にもぜひ気を遣っていただきたいと思います。午前1時から午前3時は肝臓が血液を浄化する大切な時間帯であるため、この時間に熟睡するようにしてください。良質な睡眠は、美肌や身体全体の健康につながるでしょう。

5.若さへの思い込み

思い込みも実は若さを保つうえで重要です。「自分は若い」という思い込みは、実際に身体に対してよい影響を与えることがあります。

どれも日常生活に取り入れられる方法であるため、ぜひ若さを保つためにひとつずつでも試してみてくださいね。

身体の内側から若々しさを手に入れよう

笑顔でストレッチをする女性達

東洋医学では、身体の内側から生命力を高めることで真のアンチエイジングを目指します。

外見だけの若さを目指すのではなく、「健康な身体」という土台の上に美容をプラスすることが、究極の若々しさにつながるのです。