昔から、「冷えは万病の元」と言われてきました。実際、身体が冷えることで身体に脂肪がつきやすくなったり、さまざまな病気にかかりやすくなります。
本日は、身体が冷える理由、冷えると病気にかかりやすく脂肪がつきやすくなる理由についてお話ししていきます。
身体が冷える3つの理由
身体が冷える原因として、気血水の医学である東洋医学では以下の3つ挙げています。これは、気と血と水が関係しているということです。
瘀血(おけつ)
これは、血液がどろどろになっていて熱を運びにくい状態を指します。通常、血は熱を身体中に循環させる働きを担っています。ところが、瘀血の状態になると熱が乗りにくくなり、身体が冷えてしまうのです。すると身体は、冷えている部位に脂肪をつけて冷えに対応しようとするため、特定の部位に脂肪がつきやすい状態に陥るのです。
気虚(ききょ)
これは、身体の中に流れているエネルギーが不足している状態を指します。気というエネルギーが必要量に足りなければ、熱が生めなくなります。エネルギー不足のために代謝が低くなり、太りやすくなってしまうのです。
水毒(すいどく)
これは、身体の中の水分の巡りが悪い状態を指します。つまり、本来は必要でない量の水分が身体の中にあるということ。水毒の状態にあると、足や顔がむくみやすくなるのです。
身体の冷えと太る原因を見極めて対処する
「冷えは万病の元」と昔から言われてきたのは、冷えが原因で脂肪がつきやすく太りやすい状態になるからです。冷えの原因が「気」なのか「血」なのか「水」なのかを見極め、対処することが大切です。
冷え性でお悩みの方は、ぜひ一度お近くの東洋医学専門院へご相談ください。きっとあなたに合ったアドバイスをいただけると思います。