皆さんは東洋医学をご存じですか?
東洋医学をみなさんにより知っていただきたく、今回は「東洋医学」についてお話していきます。
東洋医学とは
東洋医学は、日本国内では1500年以上の歴史があります。
東洋医学の考え方としては「生命力のある身体をつくり病気にならない身体をつくること」です。鍼灸・漢方薬・食養で体質を改善し、病気や未病(病気になる前の状態)を治していきます。体質を改善していくことに重きを置いているため、あらゆる慢性病の治療を得意としています。
ここで、西洋医学と東洋医学の違いを説明していくため、それぞれを長所・短所に分けて挙げていきます。
西洋医学
長所
- 手術が得意
- 救急救命が得意
- 検査ができる
- 抗生物質により細菌感染症に有効
短所
- 人体をバラバラに診る(科が分かれる)ため、病気の原因がわからない
- 根本治療ができないため対症療法の薬しかない
- あらゆる検査をしても原因不明なことが多い
- 一人ひとり体質が違うのにそれを考えない
- 体質改善ができない
- 薬の原材料は石油由来
東洋医学
長所
- 身体全体をみて治療する=森を見て木を治すため、原因を解明できる
- 原因がわかるため、根本治療ができる
- 一人ひとりの体質を見極めて治療する
- 薬は漢方薬のため副作用がほとんどない
- 漢方薬は自然界にあるもので作られている
- 歴史が長く、経験医学のもとに成り立っている
短所
- 解剖学的な検査ができない
- 救急救命が不得意
- 外科が必要な病が不得意
- 流派によって治療効果に差がでる
などが挙げられます。
石油由来の薬、怖くはありませんか?
石油由来の薬を飲み続けることや、食品添加物を採ることで、血液がどんどん汚れていってしまいます。
この血液の汚れが、あらゆる症状を引き起こしてしまうので非常に良くないのです。西洋医学を否定しているわけではなく、東洋医学と西洋医学を使い分けていくことが必要なのです。
病院で処方された薬を飲んでもなかなか良くならない方、薬は飲んでいないけどずっと同じ症状で悩んでいる方、病院で原因不明と言われた方。こんなときこそ、東洋医学の出番です。
東洋医学の施術は1回でよくなるのか?
これは人によってさまざまです。1回で症状が改善する方もいれば、数か月~年単位で少しずつ良くなっていく方、その人の体質によって変わっていきます。
なかなか改善しないから効果がない。というわけではなく、筋トレと同じで“続けていくこと”で少しずつ体質を変えていけるのです。
肩こり腰痛などの運動器疾患以外にも内科的疾患にも適応可能です。まずは、一歩踏み出して東洋医学を日常に取り入れてみましょう。
おわりに
「火のない所に煙は立たぬ」という言葉があるように、東洋医学は煙の原因である「火」を消す施術を行います。火が消えればさまざまな煙も収まるため「森を見て木を治す治療」とも呼ばれています。
東洋医学は素晴らしい医学です。もしさまざまな症状でお困りでしたら、一度当院にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。