東洋はり灸院 たまプラーザ院の露木です。
今回は血糖値が高いときにオススメのツボ「曲池・地機(きょくち・ちき)」についてご紹介します。
- 血糖値が高い
- 糖尿病を予防したい
- 食事制限をしている
そんな方にお届けする内容なので、高い血糖値を少しでも下げたい方はぜひ参考にしてください。
【動画解説】血糖値の乱れ改善に効果的な2つのツボ
血糖値が高いと起こる症状
食べすぎや運動不足など、不健康な生活を続けていると血糖値が高い状態が続いてしまいます。血液中に糖が多い状態が続くと血管がもろくなり詰まりやすくなってしまいます。
血糖値が高いと下記のような症状が起こります。
初期症状
- 疲れやすい
- トイレが近くなる
- 喉が渇く
- 集中力が落ちる
ひどくなると…
- 糖尿病
- 目の病気
- 免疫が落ちる
- 手足のしびれ
- 腎臓が機能しなくなる
血糖値が高いときくと「血の中の糖分が高いんだな」と軽く考えがちですが、この状態が続くと非常に危険です。
血糖値が上がる原因
血糖値が上がる要因としては下記のようなものが考えられます。
- 運動不足
- ストレス
- 食生活の乱れ
- 内臓系の病気
- 血糖値を調節するホルモンが分泌できない
1型糖尿病や内臓系の疾患などの生まれもった要因の場合は別ですが、高い血糖値が続く原因は日々の習慣からくるものが非常に多いといえます。ですので、これらをしっかりと見直すことが改善、予防の基本となります。
オススメの運動と食事
例えば運動をしなければ体の中でエネルギーを使えずどんどんとたまっていってしまいます。運動をすることでブドウ糖を消費できるのでジョギングや球技、ヨガなどの有酸素運動がとくにオススメです。
食事については細かくご説明すると非常に多くありますが、基本的には未精白のものがオススメです。炭水化物では白米や白いパンではなく玄米や全粒粉のパン、砂糖では上白糖のような白砂糖ではなく甜菜糖やきび糖がよいでしょう。
また、小豆カボチャは血糖値にかかわる症状に非常に効果的な食べ物なので、ぜひ関心のある方は調べてみてください。
2つのツボ「曲池」「地機」
このように運動や食生活、生活習慣の乱れをしっかりと見直したうえで、血糖値を下げるためにオススメしたいツボが曲池(きょくち)と地機(ちき)です。この2つのツボは組み合わせて使うと効果が高まるので2つ合わせてご紹介したいと思います。
曲池はひじの外側にあります。ひじを深く曲げたときにできる線の1番端が曲池になります。曲池を使う場合には曲池にペンで印をつけ、ひじをのばしてから印の場所にお灸をしてください。
地機はひざの内側にあります。内くるぶしとひざのお皿を結んだライン上のお皿から3分の1のところで、すねの骨の少し後ろになります。骨がなくなった柔らかいところなので、ここに地機をとってください。
生活習慣を見直して健康な未来を!
今回は血糖値を下げるためにオススメのツボの曲池と地機をご紹介しました。
血糖値にかかわる症状でもっとも有名な2型糖尿病は生まれつきではなく、食生活や生活習慣の乱れから起こります。この2型糖尿病の患者様は現在、非常に増えています。2型糖尿病には生活習慣が非常に大きくかかわっているため、生活習慣の見直しによって改善・予防が可能となります。逆にいうと、意識さえしていれば予防や改善に対して取り組みやすい症状でもあるわけです。
今回オススメした血糖値を調節するツボへのお灸を取り入れていただくことでより健康的な未来がみえてくるかもしれません。「健康は1日にしてならず」です。少しずつでも続けてみてくださいね。
そして「東洋医学による糖尿病の改善法」をもっと詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。